梅雨空の下の野菜たち
7月にはいってから、ようやく関東地方も梅雨空になりました。といっても毎日、グシュグシュした梅雨ではなく、からっと晴れたり相変わらず妙な空模様が続きます。
梅雨は野菜たちにとって病気にかかりやすく、さまざまな虫達に葉っぱを食べられてしまう受難の季節です。
写真は枝豆の葉が虫に食われてしまったものです。朝夕よく観察しているつもりですが、虫は一向にその姿を現しません。昼間は土にもぐり、夜活動してなかなか姿を現さないヤトウムシ(夜盗虫・ヨトウムシともいう)かとも思い、根元の土を少し掘り返しても、それらしき姿は見られません。
殺虫剤を使うつもりはさらさらないので、そのままにして、とにかく早く成長してくれと、願うばかりです。枝の上下3〜4箇所に小さな実がつき始めています。茎はまだまだ細くたわわになる実を支えるには心細い限りです。
5月中旬すぎに種まきをしたので、成長が少し早めになっています。7月末か8月初旬には収穫できるかもしれません。
さてオクラですが、高さが30センチ弱になり第二の開花がまじかです。花芽が確認できます。プランターは地植えと違い土がすぐ乾燥するのが欠点です。そこで急激に伸び始めた茗荷(みょうが)の葉を切り、刈り敷きのつもりでオクラのプランターに土が隠れるくらい敷き詰めてみました。乾燥を防ぐとともに雑草の成長を抑える狙いです。
オクラの高さは1メートルから大きいものでは大人の背丈にもなりますが、プランターではそれほど大きくなりません。しかしある程度の高さになれば支柱を立てたほうがよいでしょう。
6月15日に新たにパセリの種をまきました。パセリの発芽は割りと遅く、約2週間もかかります。予定の6月29日前後にやっとごくごく小さな芽が出できました。その双葉はパセリを連想することは難しく、雑草と見間違うほどです。しかしその4〜5日後に出てきた本葉は間違いなくパセリそのものでした。大きめのプランターに小さな芽は不釣合いな感じがしますが、パセリの根は成長とともに深く張るため、プランターは少し深めのものを用意したほうがよいでしょう。
友人からもらったブラックベリーを挿し木で3年前に玄関脇に植えたところ昨年に引き続き、実がたわわに生りました。柵の横へ横へと這わしていくと、太い茎がとどまるところを知らず伸びて、途中で何箇所か剪定するほどの勢いです。
赤い実の塊に、黒くなった実が見ることができます。完熟のシグナルです。塊全体が黒く、完熟したところで摘み取り、ブラックベリーの3分の1砂糖を加えて、ジャムを作る予定です。
ブラックベリーの実は真っ赤で少し酸味が強いのが特徴です。そのまま口に放り込むと口の中から唇まで真っ赤になります。鏡で自分の顔を映せば、なにやら異様な様子が想像できたので止めました。