再チャレンジのほうれん草
安倍前総理が突然、政権を放り出し「再チャレンジ」政策もどこか遠い彼方へすっ飛んでしまいました。残念ながら一過性の流行語としていまや死語に近づいてしまいました。
9月24日号(Vol・17)で取り上げたほうれん草ですが、種まき時期を間違えて発芽率20%のスカスカ状態だったことを記憶しておられるかもしれません。
今夏の異常な暑さでほうれん草はほぼ全滅状態でした。そこでほうれん草作りに「再チャレンジ」したのです。
写真のように等間隔で3粒づつ種をまきましたが、間引きもせずに立派に育ちました。先日プランター手前の一列を収穫して食べてみましたが、湯がきすぎに注意しなければならないほど柔らかく育っていました。
11月のこの時期になるとさすがに害虫も発生せず、葉はのびのび、すくすく育っています。あと2〜3日で食べごろになるでしょう。ほうれん草はおひたし、バターいため、生サラダ、味噌汁の具など使い勝手のよい野菜です。
ついでながらほうれん草のバターいためについて一言。
フライパンにバターとベーコンのみじん切りを入れ炒めます。水切りしたほうれん草を茎からいれて程よく柔らかくなったところで、葉の部分を入れ、すばやく塩・コショウで味付けします。葉の炒め具合はまだ生の状態で火を止めてしまいます。フライパンの余熱でしんなりする程度で十分です。生サラダ感覚の食べ方です。
そこにお好みでにんにくの摺りおろし少々とレモン汁を多めにかけて食べます。ほうれん草の上に半熟状態のたまごを載せてもいいでしょう。大昔、スイスのレストランで出た料理ですが、思い出しながら作っています。
さて前号でご紹介しました、「紅菜苔(コウサイタイ)」と「ルッコーラ(ロケットサラダ)」のその後の経過です。写真のように種をばら撒きしましたが、播いて3〜4日後にそれぞれ、一斉に芽を出し、「紅菜苔(コウサイタイ)」は2回間引きしました。
絨毯のように均一に芽が出たので、大胆に親指と人差し指で適当につまんで、毛をむしるような要領でどんどん抜いていきました。それでもまだ間引き足りないくらい力強く伸びてきます。