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田んぼで育つ黒毛和牛


 12月2日の日曜日、休耕田を活用して牛の飼料用として米を作り、そこにメスの黒毛和牛を放牧しているところを見学してきました。刈り取りが終わった田んぼの中に飼料用稲と牛が共存しています。

 黒毛和牛のメスの体型はそれほど大型ではなく、性格も温和で人によく慣れています。説明員を円形に取り囲むように参加者が集まって話を聞いていると、その輪の中に牛が人をかき分けるように入ってきます。「私にも話を聞かせろ」といわんばかりです。

 一瞬その大きさに参加者はたじろぎますが、体をなぜてやるとおとなしく輪から出て行きます。

 放牧場は茨城県の旧水海道市(現常総市)でつくば学園都市から車で30分弱のところにあります。高い山といえば筑波山しかない、なだらかな田畑が続く筑波一帯ですが、忽然と放牧牛が現われました。実にこころ和む風景でした。地元の理解も得て、放牧頭数も短期間に増えてきています。

 この休耕田活用による牛の放牧事業についての詳しいレポートをいたしますので、お楽しみにお待ちください。


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編集後記

 先週の土曜日、知人に誘われて“東久留米市内の農家を歩いて巡ろう!”というイベント「農ウォーク」に参加してきました。東久留米市には、現在350戸ほどの農家があり、野菜・果物・花卉・植木などを生産しているほか、家畜農家も2戸ほどあるそうです。

 今回は、そのうち3軒の野菜農家と花卉と家畜農家を1軒ずつ、計5軒の農家を訪ねて農家の人の説明を聞き、実際に畑なり牛舎なりを見学。市内の農家や農業の現状を知ってもらおうというのが、市の産業振興課や農業委員会など主催者側の趣旨ということで、2時間ほどの快適な散歩でした。

 手入れの行き届いた畑、ハウス一杯に目にも鮮やかな花卉、意外に街中にあって30頭ばかりの乳牛と肉牛を飼育する農家など、50人を超える参加者の目には新鮮に映るものが多かったようです。これからの都市近郊の農業には、生活者と生産者の共生という観点からも、こうした生産現場からの発信がますます重要になってくるように思いました。


【 リンク集 】

記事関連の写真

飼料稲をゆったり食む黒毛和牛たち。

記事関連の写真

説明途中で輪に入り込む牛。

記事関連の写真

飼料稲で育てた肉牛をしゃぶしゃぶで試食する。