代表的夏野菜、トマトとキュウリの定植
4月30日と5月6日の二日にわたり夏野菜の代表、トマトとキュウリの定植とその準備を行いました。両日とも天候に恵まれ、作業ははかどりました。
4月30日はトマト、キュウリの畝立て、マルチ敷き、トマト防鳥ネット用の支柱立てなどを行いました。トマト用の畝の四隅に防鳥ネット用の鉄パイプをしっかり埋め込みますが、これが例年、屈強なおじさんたちが休み休み作業をしても半日かかる結構な労働量になるそうです。しかし、今年は誰かが通販で手に入れた、穴掘り器をもってきてくれたお陰でぐんと作業は楽になりました。
今年のトマトは5畝、種類は大玉・強力米寿(タキイの種を使用)、キュウリは2畝の栽培になります。
市販のトマトは「桃太郎」が主流になっていますが、人によっては甘みが強く、酸味が少ない「桃太郎」よりも酸味の強い種類を好む人も多いと聞きます。
収穫最盛期のトマトの収穫量は半端なものではありません。
生食用には甘い「桃太郎」がむいているかも知れませんが、日本をのぞけば大半の国がトマトを加工して食べています。したがって、大量に収穫したトマトはスパゲッティの味付けやスープ、ケッチャップに加工して食べるのが適していると思われます。加工するときはやはり適度な酸味のあるほうが断然、おいしく食べることができます。
5月6日は前週に準備をしておいた畝にトマトとキュウリの苗を定植する作業を行いました。トマトとキュウリは同じ夏野菜でも原産地が異なるせいでしょうか、水のやり方は全く異なります。南米アンデスの高地で痩せた土壌に育つトマトは乾きに強く、むしろ水のやりすぎはおいしい実が育たない、病気になりやすくなるなど弊害が多くなります。
キュウリは「胡瓜」とかかれるように「胡(えびす)」は中国から見て西方の地域からもたらされた「瓜」のことです。トマトと違い水を欲する植物です。乾燥に注意しなければなりません。