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ガソリン値上げで音を上げる庶民


■ ガソリン価格の上昇を入り口に、食品の値上がりも目だってきました。マグロやイカのような水産物も値上がりして、回転すし店へ足を運ぶ回数も減りそうな気配です。

今夏は高い燃油サーチャージを嫌って、国内旅行が増えそうです。しかも“安・近・短”がキーワードとして復活しました。

9月13日、14日の嬬恋1泊2日のツアーはまだ空きがあります。早めのお申し込みをお待ちしています。

■ エネルギー効率を考えて、土鍋でお米を炊いたり、値段の変動が少ないお米、野菜中心の和食も見直されてきました。これからは家庭菜園や市民農園が一層注目と人気を集めそうです。安全で安い食材を自分で作って食べる、これは究極の贅沢とも言えるでしょう。今回の「野菜作り体験記」は「夏の畑の脇役たち」でゴーヤとオクラを取り上げました。誰でも簡単に栽培できます。ぜひお試しください。

■ 前号から新しくスタートした「イベント・セミナー・各種募集情報」に掲載依頼がありました。随時受付・掲載しておりますので、情報をお寄せください。

■ 第2回「米つくり体験」の田の草取りと案山子つくりをレポートしています。次回は8月23日、9月の稲刈りの準備として、天日干しのための“はざかけ”作りの予定です。

今年のお米の種類はコシヒカリです。昨年同様、おいしいお米が取れそうです。

正真正銘の天日干しのお米です。9月にはお米の予約販売を予定していますので、詳細が決まり次第、メルマでご案内する予定です。


編集後記

 以前、北海道の親戚から送ってもらったチーズが実に美味しかったので、今度は自分で注文しようとメーカーを確認・メモしていました。ところが、このチーズを製造している北海道新得にある「協働学舎新得農場」で働く人たちとその周辺の農家の一年を記録したドキュメンタリー映画「空想の森」が、「ポレポレ東中野」で上映中だと友人から知らせがありました。

 実際にその映画を見た友人の感想は「映画を見てやはり、農はすごいと感銘。農に携る人間はある意味“選ばれた人間”としか思えない」という絶賛モノです。とくに、映画の主人公の言葉「貧しくてもいいから、たくさんの食べ物がある暮らしをしたい」に“ぐっと”きたというのです。

 昨今、先行き不安とか格差とかが、声高に叫ばれていますが、結局人間にとっては食べ物が基本。ほんとうの安心とか豊かさは食べ物が、それも生命力のある食べ物が身近に手に入ることではないでしょうか。これは一見、経済成長など無縁とも思えるようなヨーロッパの片田舎などを旅しているとしみじみ、実感することです。貧しさとか、豊かさの基準を捉え直す時がいま、来ているのでしょう。


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