2008年9月23日
第4回 稲刈り 倒れた稲に四苦八苦
6月1日の田植えに始まり、9月23日は全4回の「米作り体験」の最終回です。
今年は天候に恵まれ、予備日を使うことなく全4回、予定通りにスケジュールをこなすことができました。
しかし、最終回は前日まで台風の影響で雨が降り続き、田んぼの状態は最悪でした。乾いていた田んぼは水浸しで、6月の田植え時の状態に近く、作業効率はがたんと落ちました。稲の大半が雨を吸いこんで、倒れた状態です。
午前中の2時間ですべて刈り取る当初の予定は、大きく狂い結果はその半分。結局、昼食をはさみ残ってくれた一部の参加者とスタッフ総出で残り半分を刈り取り、作業が終わったのは夕方5時近くでした。倒れた稲は機械で刈り取ることは難しく、最後まで鎌を使って人力で刈り取るしかありません。最終的な収穫量は反当り7,5俵とまずまずでした。
秋の空は青々とあくまで高く、日はつるべ落ちのように、帰り支度のころには夕闇がそこまで近づいていました。
6月の田植えのときと同様、今回も参加者の協力を得て、収穫祭と親睦を兼ねて昼食を作りました。メニューはバーベキューと焼きそば、そして釜炊きのご飯です。食材の大半を「新しい村」の直売所から調達し、メインは埼玉県産の豚肉を参加者の紹介で買い求めました。参加者の食欲は旺盛で、3升炊きのお釜はあっという間に空となり、追加でお米を炊いたくらいです。
参加者のなかに元気のいい5人の若者グループが、ケーキを作って持ってきてくれました。
そのなかの一人の男性は野菜ソムリエの資格を持ち、バーべキューの準備を手伝ってくれました。器用な包丁さばきでピーマンを上手にくりぬいている姿が印象的でした。
全4回を通じて「米作り体験」に参加した延べ人数は230名近くに達しました。
参加者の年齢は2歳から65歳までと幅広く、中心は30代の家族連れでした。
小さな都会の子供たちが泥んこになって、田んぼを走り回る姿に逞しさを感じさせてくれました。さらに若い両親がその子供たちを積極的に土と自然に親しむよう仕向ける姿勢に拍手を贈りたい気分です。
このささやかなイベントが参加者の食への関心の刺激になれば、イベントの使命は果たしたのではないかと考えています。
参加者の多くはおそらく「見るとやるとは大違い」を肌で実感してくれたことと思います。この手のイベントはよく“良いとこ取り”と批判される向きもあります。しかし、誰でも最初は素人です。
今回の「米作り体験」が私たちの食の未来を見通すきっかけとなれば、それはそれでとても意義深いことと信じています。
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