田舎暮らしのポイント
第3回 田舎物件情報
田舎の空き家物件情報は極端に少ないのが特徴です。
まれに現地の不動産屋さんが扱っていても、扱い物件数が選択の余地のないほど少なかったり、ほかの物件と比較できずに、購入をためらうケースが多いと聞きます。
できれば信用できる町役場、村役場が土地建物を紹介してくれれば安心でしょうが、現実はそこまで行政は情報を把握していません。あるいは現地で信用のおける人、ごく親しい知人がいれば情報を集めることは可能です。いずれにしても不動産情報は移住の大きなポイントだけに慎重に選びたいものです。
移住に伴い、現在居住している家を何らかの形で処分することになるわけですが、比較的資金に余裕のある人にお勧めなのが、東急リロケーションの<生き活きシニア・安心システム>という制度です。定期借家契約を同社が仲介して、管理してくれるシステムです。もともと急な転勤辞令で空き屋になる自宅を、身元がしっかりしている人に仲介する制度をシニア層に広げたものです。どうしても永年住み慣れた自宅を手放したくない、という人向けには合理的、経済的な方法だと思います。