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田舎暮らしのポイント

第5回 ご近所とうまくつきあう利点


 田舎の人間関係は、よく言えば濃密、時にはわずらわしいと感じることがあります。冠婚葬祭、選挙の応援、各種行事の参加、地域の集まりなど、都会からの移住者にはときにうんざりする場面に遭遇するでしょう。

 しかし「郷に入っては郷に従え」という教訓があるとおり、日ごろの近所付き合いはおろそかにしないほうがよいでしょう。田舎の人にとって移住者はやはりよそ者という感覚があるのが現実です。だから地元に溶け込もうとしない人は、はなから田舎移住を断念したほうがよいかもしれません。鮫川村では、地域に溶け込まない移住者の扱いに困って、移住のための条件整備を検討しています。

 「遠くの親類より近くの他人」ということわざもあるくらい、とくに初めての土地に住もうとすれば土地の情報を得られなければ生活はできません。野菜作り、病院の評判、山菜情報、地域の習慣・ルール、道具の貸し借りなど田舎暮らしに慣れるまでは、近隣の人たちの手助けは絶対必要です。

 大事な生活情報を得るために日ごろの付き合いを欠かさない、そうわりきって考えれば気が楽になります。

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