NPO法人 がんばれ農業人 「新しいくらし」
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イベント活動

2017年2月20日 更新

グリーンツーリズムのセミナーに参加して

理事 中原 幹男

NPOがんばれ農業人は、埼玉県グリーンツーリズム推進協議会に加盟しています。この協議会が主催したセミナーに参加してきましたので、その概略を報告します。


同協議会は、埼玉県におけるグリーンツーリズム(農山村における交流活動)を推進するため、毎年2〜3回のセミナーを開催しています。

私も別の機会があって知っていた所沢市下山口の「古民家つき農園Corot」や、三芳町川越いも生産・販売「江戸屋弘東園」、同町農家の納屋を活かしたユニークな「OIMOcafe」等が、これまでのセミナーで事例報告されています。


今回は、県北西の児玉郡神川町(かみかわまち)でのセミナーでした。

現地に早く到着しそうな時間だったので、手前のりっぱなお寺と神社にお参りしました。

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セミナーのチラシ

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大光普照寺 飛鳥時代に聖徳太子創建と伝わる古刹

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金鑚神社 日本武尊が東征の際に創建したと伝わる意外に大きな神社
















<プログラム>


<第1部> 神泉の郷の取り組み報告と意見交換会

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セミナーの模様













報告1.まちおこしの目玉として「オーガニック農業」をキーワードに、農業体験「畑の楽校」を10年前から開催し都市住民を呼び込んでいます。現在10家族参加。その他、近年では都内のマンション管理組合と提携して、マンション住民に募集をかけ、昨夏は48名が参加。収穫体験や神川町の観光をして、埼玉型グリーンツーリズム(ちょ田舎・彩の里ツーリズム)を楽しんでもらっています。


報告2.醤油・味噌を中心製品としている醸造会社の「ヤマキ」は、神泉の郷有機農業推進協議会の中心法人会員であり、地元グリーンツーリズムの事務局を担っています。100%有機国産大豆にこだわり、地元産のほか秋田の自前農場で5割確保しています。


<第2部> ヤマキ醸造の見学

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ヤマキ売店

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醸造樽

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もろみ工程

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自前大豆・古代米使用の軽食

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豆腐作り体験

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ヤマキ醸造専務の解説













創業115年。都心から100kmの距離まで来ていただいた客の満足度を、100%オーガニックにこだわった安心・安全な材料と工程の公開(工場の見える化)だけでなく、豆腐作りを体験させることでさらに向上させています。


<感想>

「畑の楽校」は、会員の共同作業と参加者均等分配方式で、トコトコ農園と同じ方式です。ただ、2週間に1回の作業なので、「畑の楽校」の責任者はその合間の管理に苦労している模様。ヤマキ醸造との共同取り組みが継続のカナメとなっていると思われた。また、里山の風景・観光施設がそろっているほか、地元でがんばる人々との交流も魅力となっているようです。

体験で作ったアツアツの出来立て寄せ豆腐は美味でした。次回は、オーガニックよりも味にうるさいパートナーを同伴しようと思っています。