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第3回「米作り体験」

2009年7月29日 更新

第2回 「田の草取りと案山子つくり」

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7月26日、朝から日差しが強く、田んぼの雑草とり作業はきつそう。

9時半集合に遅刻グループが二三あったが、時間が来たので今日のスケジュールの再確認と暑さに対する備えを喚起して、田植えから2ヶ月が経過した田んぼへと向かう。


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稲は小さな子供ほどの背の高さに成長して、稲の先に小さな花がひらいていた。稲の開花を目の当たりにできたことはラッキーだった。

雑草はあらかた「新しい村」のスタッフが抜いてくれて、畦に近い部分に生えている雑草を取るだけだった。株間が見えないくらいびっしりと稲が育っている。


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一面の緑が目に優しい。草取りそのものは暑さによる事故を考慮して1時間強で終え、一旦集合場所の「農の家」に戻り、前庭で案山子つくりに挑戦してもらった。

田んぼの泥を洗い落としていると、一組の親子の様子がおかしい。父親が小学生の男の子を抱きかかえている。男の子は顔色も悪く、ぐったりした様子だったので、休憩室に運び込み、氷嚢で頭を冷やしたが、目を閉じ横たわったままだ。


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男の子はほんの数分前までは、あぜ道で見事な放物線を描いて小便をしていた元気な子だった。信じられないほどの短時間で、体調が急変したようだ。

「新しい村」のスタッフが付き添い、近所の医者に運び込んだ。やはり軽い熱中症だったようで、点滴を30分ほど続けていると、みるみる回復して元気を取り戻したと、母親から連絡があった。

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今年で3回目になる「米作り体験」だが初めてのアクシデントだった。


案山子つくりは「新しい村」全体で行われている恒例のコンテストで、「がんばれ農業人」の参加者作品としてコンテストに出品される。昨年は2組が優秀賞をいただき、副賞の新米をプレゼントされたが、今年はどうなるのだろう。


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12時前には案山子つくりもひと段落して、昼食のメニューは「流しそうめん」と新鮮無農薬、有機によるトマトとキュウリである。

そうめんは60人分、9kgを用意したが、トマトとキュウリで空腹がある程度満たされたようで、だいぶ余ってしまった。5月の田植えの時の昼食は5kgの米を炊き、おにぎりにしたがあっという間に食べてしまい、不足気味だった記憶が強く残っていた。

しかし今回はこの暑さで食欲が落ちていたのだろうか。


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「流しそうめん」は子供も大人にも好評だった。遊び感覚で食を楽しむ「流しそうめん」は食欲減退気味の胃を刺激するいいアイデアだ。母親が注意するほどよく食べている子供がいたが、全体的に子供の食欲は旺盛だった。


「新しい村」のブルーベリーがちょうど取りごろになっている。粒も大きく甘みも強い。

希望者は1パック500円でブルーベリー摘みを体験できる。


次回はもう稲刈りである。これからの天候の良し悪しが、豊作になるかどうかを分ける。梅雨明け宣言が出たり取り消されたりと、安定しない天候が少し気がかりである。


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