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第2回 種まきから収穫までの蕎麦打ち講習

2009年11月10日 更新

第2回・蕎麦の刈り取りと蕎麦がき作り

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鎌を使って刈り取り開始

大型台風の影響もなく、順調に育った蕎麦を11月3日〔祝〕に刈り取った。

刈り取りのタイミングは少し遅れ気味だが、裏を返せば早く育ちすぎたほど今年の生育は順調だった。

40メートル超の畝、4畝を子供も入れて16名で刈り取る。これだけの人手だと、1時間ですべて刈り取りを終えることが出来た。

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16名で刈り取ると1時間で終了

稲刈りに比べればそばの刈り取りは随分楽だ。根は稲ほど深くなく、左手で茎を押さえ、右手で鎌をあてがうだけで根ごと抜けてしまうほどである。


蕎麦の収穫量はお米の20%程度の少なさである。蕎麦は作る手間は比較的楽だが、乾燥から粉にするまでの後処理に手間がかかる。

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4畝でたったこれだけの量

手間の割に収穫量が少ない国内産蕎麦は輸入に押され、年々自給率を下げてきている。

それだけ国産の蕎麦は貴重になってきた。


刈り取った蕎麦を軽トラに積むが、収穫量は写真のとおり少ない。ビニールハウスに運び込み、斜めに立てて乾燥させる。


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ビニールハウスに持ち込み乾燥させる

「農の家」に戻りいよいよ蕎麦がきつくりだ。

前回、石臼でひいた蕎麦粉80gを約倍の水で溶き、玉にならないようにかき混ぜる。水分を吸った蕎麦が糸を引くように伸びた状態がベストだ。

今回は木べらで粉をのばしたが、すりこぎ棒のほうがよく混ざる。


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すばやく火からおろし、さらにかき混ぜる

鍋を中火にかけてかき混ぜていくほどに、蕎麦の水分が急速に蒸発していく。蒸発の度合いに比例して、蕎麦は急激に固まり始め、かき混ぜるへらにかなりな力が加わる。女性や子供では力不足になりそうなくらい、硬くなっていく。相当なスピードと力を入れなければならない。頃合を見はかり、鍋を火からおろし、さらにかき混ぜ続ける。


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食べやすいように取り分ける

食べやすい大きさに掬い取り、薬味の柚子皮を摺りおろし、そばつゆをかけて試食してみる。

鼻を近づけると蕎麦の香りがほんのり漂う。あまり柚子をかけすぎると、蕎麦の風味が柚子の負けてしまうくらいだ。


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80gの蕎麦粉が一人前これだけの量になる

80gの蕎麦粉は蕎麦がきにすると、大人でもそれなりの量として食べることが出来る。

昼食代わりに蕎麦がきを食べて、今日の講習は無事終了した。時計の針は丁度12時をさしていた。


次回はいよいよ蕎麦を打つ。打った蕎麦はめいめい持ち帰ってもらい、家で食べてもらう予定だ。


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16名で刈り取ると1時間で終了

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刈り取ったあとは稲藁で縛る

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ビニールハウスに持ち込み乾燥させる

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黒々した蕎麦の実

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レクチャーに聞き入る参加者

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各自、蕎麦がき作りにトライ

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きっちり水の量を測る

第2回・刈り取り(このページ)