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2010年2月10日 更新

さいたま 観光 食べ歩き <3>

埼玉で統一したイベントを!

パンフレットはこちら


2010年の「埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会」の活動の柱は「畑で婚カツ」になります。


埼玉県の一次産業の分布は4つの地域に色分けされる。

山林と観光の秩父地域、畑が広がる西部地域、田んぼ中心の東部地域、荒川の河川敷に点在する酪農の盛んな地域。


2008年秋に発足した「埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会」の会員はそれぞれ4つの地域から集まっている。発足から約1年半ほど協議会は気候風土が異なる4つの地域をつなぐ「埼玉らしい共通項でくくれる統一的なイベント」を模索してきたが、なかなか妙案が出なかった。

埼玉ならずとも各県ともに県内地域差があり、風土、文化が異なるケースは多い。従ってなにが「埼玉らしい」かは容易に答えられない。

一次産業を盛んにするにはまず産業の担い手が元気でなければならない。そのためには多くの人の注目を集めなければならない。一次産業に関心と興味を持つ人が増えれば、担い手は張り切らざるを得ない。うまいことに人間、張り切るといろいろ知恵とアイデアがわいてくる。

担い手が元気で楽しそうにしていれば、野次馬のように人は集まってくる。

相乗的に効果が高まり、流れが好ましい方向に向かい、結果に結びついていく。



自然は最高の仲人


「婚活」は全国的なブームになりつつある。適齢期の男女が出会うチャンスが少なくなった。その原因と理由は評論家に任せるとして、出会いのチャンスが少ないのなら、一次産業を活用して、男女の出会いの場に転じてしまったらどうか、というのがそもそもの発端である。

自然には人の心を和ます不思議な力がある。野外で適度に体を動かしたあとの食べ物は実にうまい。うまいものを食べて腹が満たされると、人は心も満たされる。心が満たされると人は優しくなる。自然は人と人を結びつける最高の仲人となる。


自分が食べるものが、自分で育てた素材で料理したものなら、思い入れも重なり、なおさらうまい。

究極の食の安全・安心は自分の手で作ることだ。若い人たちが「婚活」を通して一次産業に興味と理解を示してくれれば、協議会は役割の大半を果たしたことになる。

埼玉県内で「婚活」イベントが時期も場所も不統一でバラバラに行われるのは、参加者にとっては不親切極まりない。

そこで協議会が「畑で婚カツ」情報の受発信を一元的に管理することになった。近い将来、参加者が増えてくれば、イベント会場をふやさなければならない。そして参加者が満足、納得するような良質のイベント内容にしなければならない。

「畑で婚カツ」の先駆的な事例を固め、埼玉方式として確立、定着させたいと考えている。

一次産業の活性化と若い人たちの出会いの場を同時に演出・提供できればこの「畑で婚カツ」イベントは意義あるものになるはずだ。



「畑で婚カツ」第2弾! 所沢で開催


「埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会」主催の「畑で婚カツ」イベントは2月28日(日)に宮代町の「新しい村」でいよいよスタートを切ることになった。

朝日、埼玉の新聞各紙、FMナックファイブが2月28日のイベントに関心を示し、記事として取り上げた。おかげで40名の募集枠があっという間に埋まってしまった。

さらにNHKFM、NHK埼玉放送局、雑誌「日経ウーマン」からの問い合わせもきている。


マスコミの注目が集まる中、所沢では「トコトコ農園」で3月13日(土)から6月にかけて全3回の「畑で婚カツ」イベントを行うことになった。「畑で婚カツ」の第2弾だ。

男女それぞれ12名づつ参加してもらい、ジャガイモの種を植え付ける。

順調に育てば6月末には収穫できる。土の中のジャガイモに手が触れると、その大きさの感触に感動を覚える。3ヶ月前の小さくカットした種芋が育ち、掘り起した大きなジャガイモが目の前の土にゴロゴロと転がっている。収穫したジャガイモはその場で茹でて、食べてもらう。

“目と手と舌”でジャガイモのすべてを味わってほしい。


全3回とも午前中は農作業を実体験してもらい、昼食つくりは参加者にお願いする。しかも薪に火をつけるところからやってもらう。はたしてうまく火がつくかどうか。スタッフは出来るだけ手を出さずに、見守るようにしたい。農作業も昼食つくりも、参加者が協力し合い、協同で作業をする。そこから連帯感、達成感を共有してもらうことがこのイベントの狙いの一つでもある。

婚活イベントの定番の質問タイムなど設けなくとも、半日ともに過ごし、協力し合いながら作業を進めていくうちに自然に話は弾んでくる。


農作業と昼食作り以外に楽しみの要素も取り入れようと思う。例えば、「トコトコ農園」の周辺農家の庭に立派な「孟宗竹」が植わっている。ほとんど手付かずの状態なので、太い孟宗竹を切り出し、のこぎりや斧や小刀を使って「花器」や「道具」つくりに挑戦してもらう。なにを作るかは参加者の意思にお任せする。参加者24人を3グループに分けて、1グループ2個の代表作を作ってもらい、6作品をみんなで寸評しあう。



どんな人が集まってくるの?


出会いを求めて集まってくる人の最大の関心事はどんな人にめぐり合えるかである。

うまく話が出来るだろうか、なにを話したらいいだろうか、話はかみ合うだろうか、話す時間は十分にあるのだろうか。

相手はどんなことに興味があるのだろう、趣味は、仕事は、好きな音楽は、好きな食べ物は、休日はなにをして過ごしているのだろうか。


初対面の異性に興信所の調査員のように根掘り葉掘り聞くのは失礼だ。聞き上手な奴ならソフトにそれとなく、しっかり情報を聞き出せるかもしれないが、俺(私)にはとっても無理無理。


しかし「畑で婚カツ」に集まるくらいの人だから、「土で手が汚れるのは苦手」とか「日焼けでお肌を痛めるのはいや」とか、アキバ系・室内閉じこもり派の人はまず最初から敬遠して、こないだろう。

とすると、趣味趣向の比較的似通った人たちが集まってくるかもしれない。それなら、話の取っ掛かりもつかめそうだし、共通の話題も苦労せずに見つかるかもしれない。


それに朝から夕方まで一つのことを協力し合って成し遂げるのだから、ある程度性格や行動パターンを感じとることができるだろう。フィーリングが合いそうかどうかも短時間で判断できるかもしれない。

加えて野外の独特な開放感が緊張する心を解きほぐしてくれるだろう。あれやこれや心配するより、思いっきり1日を楽しめばいい。素の自分をきちんと見てくれる人は必ずいるはずだ。


「大自然」の中で「自然体」でふるまえば、「自然」な出会いがきっと訪れる。

肩の力を抜いてみんなで一日を大いに楽しもう。


イベント概要と申込はこちらから → 埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会


リンク → 婚活相談所


パンフレットはこちら