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トコトコ農園通信

2010年 9月 5日 更新

前半の作柄状況<下>


全国的に9月に入っても異常な暑さが続いている。


8月末から9月にかけては秋どり野菜つくりに取り掛かる時期である。春先の異常気象の記憶が鮮明なだけに、秋から初冬にかけて異変が起こらないことを祈るばかりだ。

さて、今年前半で新たに栽培した種類はホウレンソウ、ベンリナ、カボチャ、ヘチマの4種類だが、それぞれの結果はまずまずの出来だった。


まず葉もの野菜でもっともポピュラーで人気があるホウレンソウだが、何故初年度早々に栽培しなかったかのかと、疑問をもたれる方も多いことだろう。

それには理由があって、この周辺の農家や「トコトコ農園」と地続きの家庭菜園を楽しんでいる人たちに「この土地ではうまくホウレンソウは作れない」というアドバイスをもらっていたからだ。

石灰を多めに入れても、雨ですぐに土が酸性化してうまく育たない、あるいはある程度育っても葉が赤茶けてしまうとか、ことあるごとに言われてきた。

しかし、初めての冬を迎える頃、駄目もと覚悟で一度はホウレンソウつくりにトライしてみようと思い立ち1畝だけほうれん草の種を播いてみた。

トンプン、鶏糞の完熟堆肥に苦土石灰を気持ち多めに播き、さらに溶リンも加えて、約3週間ほど畝全体に厚手のビニールをかけて土になじませておいた。


冬を越して芽が順調に育ち始めたが、春先の雨でやられてしまうのではないかと心配した。

しかし、こちらの杞憂をよそにホウレンソウはすくすくと育ち、葉も赤茶けることなく収穫することができた。


カボチャはスイカのとなりに、12株ほど苗を移植して小さな「栗坊」を作ってみた。

カボチャはサツマイモのように栽培は比較的楽で、つるをどんどん伸ばし、隣のスイカ畑に侵入するくらいその勢いは旺盛だ。小さめの実がゴロゴロと育っている。


ヘチマはパーゴラの日除け対策もかねて種を播いてみた。ヘチマは食用として人によって好き嫌いの落差が激しいが、黄色で可憐な花はみんなの眼を楽しませてくれている。名前は良くわからないが大型の蜂が蜜を吸いに頻繁に訪れる。食用ではあまり人気がないので最終的には実を腐らせて、ヘチマタワシを何個か作ってみようと考えている。


ベンリナはコマツナ代わりに作ってみたが、食味はコマツナにもう一歩届かない、そんな印象だった。


9月にはいると、俄然忙しくなる。

がらんとした畑は年内収獲予定のキャベツ、ハクサイ、ダイコン、リーフレタス、ブロッコリーの種まき、来年収獲予定のタマネギ、長ネギの種まき、そして10月にはいよいよサツマイモ、サトイモの収獲が始まる。


クリックすると拡大されます。

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立派に収獲できたホウレンソウ

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コマツナの代用、ベンリナ

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同左

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棚に這わせたヘチマ

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見た目もさわやかなヘチマの花

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つるが延び始めたカボチャ

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小さな実がつき始める

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縞模様が可愛い

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ずらりと並べた初収穫物

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同上



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「トコトコ農園」は安全でおいしい野菜作りを楽しむことを目標にしています。
ご興味、ご関心をお持ちの方は、何なりとお気軽にお問い合わせください。
メール:koji@ganbare-nougyoujin.org
ブログ:畑にそよぐ風(http://nougyoujin.blog.so-net.ne.jp/