2月4日は「立春」、暦の上では春の訪れです。
人工環境に馴れた私たち現代人は自然の微妙な変化を感じ取る感覚が衰えてしまっています。季節の変化に鈍感な私たちですが、季節の移ろいは土の中に手を入れるとかすかにわかります。地温が外気温に比べ、高くなっていることで感じ取ることができるのです。
1月いっぱいは地中の水分が凍っていて土はゴツゴツゴロゴロしています。
しかし立春を過ぎれば、土の中の氷もゆっくり溶け出し、確実に大地には春がうごめき始めます。温度の上昇と適度な水分があれば地中微生物の活動にスイッチが入ります。微生物の動きをより一層、促すために、堆肥を畑全面にすきこみました。
1月下旬に鶏糞とチップを3:7の割合でまぜ、完熟させた堆肥を450坪の畑に4トン播きました。堆肥の上から石灰をふり1週間後に大型トラクターですき込み、春夏野菜作りの準備を整えました。
昨年末から2月はじめまで、関東地方はほとんど雨が降らず、空気はカラカラ、最低気温も零度以下の日が続き、土は前述のとおり氷で固まり、ごつごつしていました。
2月19日は二十四節季の「雨水」にあたります。雪から雨に変わるこの頃、水分がたっぷり土の中に補充され、やっと作物の生育条件が整います。
そして「雨水」から半月後は春の暖かさに誘い出された土の中の虫たちがいっせいに動き出す「啓蟄」にあたります。
例年、2月初旬に市内の公共施設の会議室を借りて新年度の「作付け会議」を行います。
会議は前年度の反省を踏まえ、新年度に希望する作物を会議の前にアンケートで応えてもらい、話し合いで決めていきます。
同時にこの会議には募集した新年度会員にも参加してもらい、入園説明会も兼ねて会議を行っています。
会議は土曜グループが通常の作業を終えたあと、午後から2時間程度行い、夕方からは新年会を行っていましたが、今年は少し趣向を変えて市内のボーリング場で行うことになりました。
性別年齢に関係なく楽しむことが出来る代表的スポーツがボーリングです。
ボーリングは数年から十数年ぶりという人が大半ですが、皆さん楽しみにしている様子でした。
次回は「作付け会議」の結果と、「懇親ボーリング大会」の様子をレポートします。
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