毎年、ゴルーデンウイークを挟んだ前後2週間は春野菜の収獲と夏野菜の準備で、一年のうちもっとも畑が活気付く時期となります。
今年の春野菜はコマツナを2畝、ホウレンソウを4畝作りました。会員数の割りに多めに作付けした理由は4月の第1週に隣の狭山市の健康センターで行われる予定だった桜祭りイベントに野菜の直売で出店するためでした。
それがご存知のように原発事故による計画停電の影響でイベント自粛のなか中止となってしまいました。
自然相手の農業は生産調整も出来ず、一斉に育ったコマツナそしてホウレンソウは2週連続で総て収獲しました。一人当たりの収穫量は半端な量ではありません。コマツナも同時期に収獲したので各人持参の収獲かごはパンパンの状態でした。
我が家の冷蔵庫の野菜室にはまだたっぷりとホウレンソウが静かに眠っています。
おひたし、バターいため、チーズとからませたチヂミなど調理法をあの手この手でかえてせっせと食べ続けた半月でした。また春野菜が育つまでのつなぎとして、前年のコマツナやハクサイの取り残しから取れる菜花を収穫してきました。葉も茎も柔らかく、いろいろな食べ方が出来ます。今年はハクサイの菜花を豆腐の白和えの中に入れ、塩、ごま油、醤油少々で韓国風味付けにして食べて見ました。これが白と緑のコントラストが鮮やかで、味もなかなかのもので家族には好評でした。
さて夏野菜のほうですが、今年は育苗温室を会員の協力で作り、それを使って夏野菜の苗を作りました。カボチャ、キュウリ、スイカ、ゴーヤ、パセリ、ニラ、トマト、そして2種類のハーブを作りました。カボチャとスイカは同時期に種まきをしましたが、カボチャの生育がスイカより一段と早く、4月30日に本植えを済ませました。
42メートルの長さの畝に、1メートル間隔で移植したので、一斉に長いつるを伸ばし始める光景を想像すると壮観です。
トマトは例年連休明けに育苗業者から直接苗を160本購入して、移植していますが今年はそれに加えて30本ほど苗を自前で作り、移植する予定です。うまくいけば自前の苗を使ったトマトつくりに切り替える腹つもりです。
また連休明けはいまあげた種類以外に、ナス、ピーマンも移植の予定です。
コマツナ、ホウレンソウの収獲が終わると夏野菜の前に次にまっているのがキヌサヤ、ソラマメ、少し遅れてエダマメ、トウモロコシ、ジャガイモ、ニンジン、夏大根、春とり白菜、レタス、コカブなど収獲が目白押しです。
今年はジャガイモ、トウモロコシ、エダマメを例年より早めに種まきをしました。
特にジャガイモはすでに芽だしをして大きな葉をつけ始めています。ジャガイモの収獲時期も少し早まりそうです。恒例になった初夏の収穫祭はこのジャガイモの収獲にあわせて行っています。昨年の場合、4月末に遅霜にあい、ジャガイモの葉がチリチリに枯れて生育が遅れました。そのため6月末に収獲をして、7月の第一土曜に収穫祭を行いました。今年はそれよりもかなり早く収獲できそうな気配です。
収獲、畝の準備、種まき、苗作りと苗の移植、やることは山ほどあります。作業時間はこの時期には毎回12時を過ぎてしまいます。4月は立て続けに2回の作業日が雨にあい、はかどらずおせおせになりました。雨は降ってほしいし、さりとて作業が遅れるのはこまるし、痛し痒しです。
連休明け早々にトマト、ナス、ピーマンの苗の移植が始まります。トマトは160本の苗を支える支柱を建て、畝全体をすっぽり覆うための防鳥ネットを張ります。この作業をするともうすぐ夏がやってきます。
今年の夏は長期予報によれば昨年並みの暑さになるとか。今年は暑さ対策を怠りなくしなければなりません。
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