関東地方は5月27日に入梅して、7月9日には梅雨明けしてしまった。
昨年の入梅が6月14日なので18日も早い入梅だった。しかし長い梅雨を想定していたが、7月9日には梅雨明けしてしまい、今年の入梅の期間は44日間でほとんど平年並みだった。
つまり今年の夏は一足も二足も早くやってきたということになる。
農園の夏野菜の出来はキュウリが早い入梅の影響により葉がカビやられ、収量はイマイチだが、ナス、トマトは順調な収獲をしている。
トマトは今年3種類作った。
大玉と中玉は昨年同様、苗を瑞穂町の苗業者から直接購入したものと育苗小屋で自前で苗作りしたサカタの「麗夏」の3種類だ。
「麗夏」の苗の育ちが少し遅れ気味だったが、ここへ来て一挙に追いつき、大きな実をゴロゴロつけてきている。
ナスは大きさ、収量、ともに十分な出来で、味も柔らかく合格点の出来である。
さて昨年は梅雨明けが7月17日だったが、その後雨がほとんど降らずスイカの当たり年だった。小玉スイカとは思えないほど大玉に近い大きさになった。
今年も写真のような大きさのスイカがゴロゴロと出来始めている。昨年同様、炎天下の厳しい作業が予想されるが、30分作業をしたら10分休憩し、十分な水分の補給を心がけている。
その水分補給にスイカを収穫し、今年もまた皆で食べるのが楽しみだ。今年は昨年の3倍のスイカを植えたので、スイカをたっぷり堪能できるだろう。
またスイカと同時期に植えたカボチャだが、その成長スピードはスイカを大きくしのぎ、大き目のカボチャが出来つつある。42メートル長の畝いっぱいに葉を伸ばすカボチャは隣のサトイモを覆い隠すほど元気に育っている。種類はサカタの「栗坊」という種類のミニカボチャカを昨年に引き続き作ったが、サイズはミニを超えている。
スイカもカボチャもともに10日後の7月末には初収獲を期待している。
夏場の作業でもっともきつい作業が雑草とりである。除草剤は全く使用していないのでひたすら人海戦術で取りまくり、そのあとでトラクターを使って土を攪拌しながら、雑草対策としているが、10日後にはまた畑一面が緑に覆われてしまう。約2ヶ月間は雑草とのいたちごっこを何回か繰り返すことになる。
雑草に混じってあちこちから赤紫蘇が群生している。雑草と同じ要領で引き抜き、ジュースにするよう会員には勧めている。葉を摘み取り、きれいに洗い、水で煮出した後、砂糖と酢を適度に加え「赤紫蘇ジュース」を作ってみた。
紫蘇独特の香と色鮮やかな赤で見た目も涼しげだ。味はさっぱりしていて水分補給用としてもってこいの飲料だ。後味がさっぱりしていて焼酎で割ると何杯も飲める、と会員の一人が絶賛していた。
「赤紫蘇ジュース」作りは苦痛を伴う雑草とりのたった一つのお楽しみである。
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