今年3月の東日本大震災と福島原発事故のダブルパンチを食らって関東圏や新潟、山梨、長野まで放射能汚染が広がり、さまざまなところで思いもかけないような影響がでています。今後も想定外の難問が次々に突きつけられるような気配です。
思いもかけない原発事故の影響で毎年、親子ずれを中心に60名前後が参加していた「米作り体験」イベントが参加者の激減でやむなく中止となりました。
小さな子供の放射能被爆を恐れた親たちが野外活動を危険に思い躊躇したためです。
また昨年から春秋各2回づつ行って好評だった「畑で婚カツ」イベントを今年5月、6月に実施を予定していました。
ところが世間の空気はイベント自粛ムード一色で参加者数が思うように集まりません。
特に男性の参加者が極端に少なく、男女の参加比率が極端にアンバランスになってしまいました。それでも5月のイベントは女性の参加者に男性参加者が少ないことを納得してもらい、実施しました。しかしさすがに6月のイベントは実施することが出来ませんでした。
マスコミ報道では地震による恐怖体験を一人で背負うことへの恐れから結婚を急ぐ女性が増えたと聞きます。
そうした傾向を反映したのでしょうか、昨年の秋に行った「畑で婚カツ」の参加者のなかから2組の結婚がきまりました。
一組はすでに今年の9月に結婚したことを知らせるメールが入り、その直後にもう一組結婚がきまったことを知らせてきました。こちらは今月の26日(土)に川越市内の結婚式場での挙式がきまり、私宛に招待状が届きました。
昨年から今年の5月まで計5回のイベントで延べ100名が参加し、そのなかから2組がゴールインしたのです。この比率が高いのか低いのかはわかりませんが、そんなことよりとにかく「畑で婚カツ」の成果が出たことは多いに誇ってよいと思います。
結婚式の前に一度挨拶に伺いたいという申し出をいただき、10月25日の火曜グループの作業日に二人揃って畑にこられました。うれしい訪問客です。
何しろ「トコトコ農園」が事実上の仲人のようなものなので、イベント進行をした会員も心から二人を祝福しました。
結婚式で披露するための記念写真を撮り、会員とともに焼きたてのサツマイモを食べ、カボチャとサツマイモを重たそうに抱え、イチゴの苗も少し掘って二人は帰っていきました。
クリックすると拡大されます。
ご興味、ご関心をお持ちの方は、何なりとお気軽にお問い合わせください。
メール:koji@ganbare-nougyoujin.org
ブログ:畑にそよぐ風(http://nougyoujin.blog.so-net.ne.jp/)