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トコトコ農園通信

2011年11月20日 更新

来年へむけての小麦の準備


2011年9月5日号で昨年の小麦つくりをまとめて「小麦の種まきから製粉まで」を掲載しました。

そして今年もまた所沢ではほとんど作られることがなくなった小麦作りの準備をしています。

昨年は初の小麦つくりとあって手探り状態ではあったものの、なんとかなるだろうと楽観的に構えていました。

無知とは思い切った行動に結びつくようで、当面は種を播き、発芽させることに注力することにしました。その後の手立てはその場になって考えればいい。いつもの突っ走りながら考えるパターンで小麦つくりに取り掛かったのでした。

その結果は案ずるより生むが易しで、なんとか収獲、製粉することが出来ました。そして9月にその粉を使い、皆でうどん打ちを行い賞味することが出来たのです。


今年の畝の準備と種まきのスケジュールは昨年に準じて11月15日に畝を作り2週間後の11月29日に種まきを予定しています。

昨年は約100平米に1kgの種を播きましたが、今年はその倍の200平米に2kgの種を播きます。

畝の準備の前にしばらく雑草とりを怠っていたので、いつもの人海戦術により雑草を根からかきとり、畝の線引きを行いました。

畝幅は鍬の幅(約15センチ)、畝間は45センチ、畝の長さは畑の長さの約半分、21メートルとし、この畝を13本作りました。

元肥は完熟鶏糞を80kgすき込み、播き溝にチッソ成分としてナタネ粕を播きました。

小麦の出来は肥料によってきまるといわれています。

そして2週間後、播き溝に小麦の種をぱらぱらと上から落とし、軽く覆土します。

あとは芽がでてから12月から2月まで、月1回の麦踏をします。


麦踏は軽い運動代わりに最適です。冬の寒さのなかでも体を動かすことでぽかぽかと温まり、ちょっとした野外レクリェーションの気分です。日頃運動不足の人には程よい運動になります。2月の最後の麦踏後、追肥をすればあとは春先にぐんぐんと背が高くなり、やがて4月中旬には穂が出てきます。

梅雨まじかになると次第に黄金色に色づき始め、穂が地面に向かって首を曲げるようになったらそれが刈り取りのサインです。

梅雨の合間の晴れた日を狙って刈り取りとり脱穀するのですが、昨年は専用の脱穀機の手配がつかず、原始的に地面に敷いたブルーシートの上に穂をたたきつけ、実を落としました。

しかし炎天下のなかこの作業がなかなか重労働で、会員にはとても不評でした。

そこで今回は中古の脱穀機がネットで売られているようなので、早めに手に入れるつもりです。

昨年は人力での脱穀で四方八方に実を飛ばしてしまい、唐箕(とうみ)が無いため天然の風に頼ってゴミを飛ばそうとして実も吹っ飛ばしたり、滑りやすいブルーシートの上で天日干しをして実がするりと地面に滑り落ちたりで、結構な量のロスを出してしました。

そこで脱穀機は中古を手に入れ、唐箕は扇風機とダンボールを使って代替の簡易唐箕を作ろうかと考えています。また天日干しにはブルーシートはやめて滑りにくい畳の上に広げることにします。


また今回もうまく製粉できたら昨年に引き続きうどん打ちを、更に知人の所有する移動式のピザ釜を拝借して、ピザつくりも検討中です。


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「トコトコ農園」は安全でおいしい野菜作りを楽しむことを目標にしています。
ご興味、ご関心をお持ちの方は、何なりとお気軽にお問い合わせください。
メール:koji@ganbare-nougyoujin.org
ブログ:畑にそよぐ風(http://nougyoujin.blog.so-net.ne.jp/