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トコトコ農園通信

2012年1月20日 更新

年明けの作業


関東地方の正月三が日は日本海側と北日本の年末からの大雪さわぎとは対照的にからからの晴天が続きました。

「トコトコ農園」の作業開始は1月7日の土曜です。


空は青空ですが、気温は低く風が吹くと体感温度は更に寒く感じられます。

この時期の作業は年末からの引き続きで、ダイコン、ハクサイ、ネギの収獲がメインとなります。ほうれん草、コマツナの葉ものは昨年12月の寒さで成長が大幅に遅れ、まだ収獲するまでには育っていません。

そこで作業らしい作業といえば1年間かけて積み込んできた馬糞堆肥と落ち葉堆肥を掘り起し、畑の空きスペースにふりまき、トラクターをかけて早めの土作りを行いました。

堆肥を掘り起すと巨大なカブトムシの幼虫やクワガタでしょうか小ぶりの幼虫がゴロゴロとでてきます。

幼虫たちも突然掘り起されて迷惑だったと思います。そこでもう1箇所落ち葉を積み込んだ堆肥の中に移し替えてやりました。


畑の土にとっては1月から2月の間はゆっくり滋養を蓄える休養期間です。冬野菜の残りを1月末頃まで少しずつ収穫して、2月から鶏糞をチップに混ぜて完熟させた堆肥を1反あたり1トンを目安に土にすきこんでやります。3月からの本格的な作業を前にのんびりした時間を過ごします。


そんなわけで作業は1時間ほどで終わらせ、下ごしらえしてきたお汁粉を薪ストーブで暖め、各自持参してきた思い思いの形をした餅を焼いてお汁粉食事会になりました。

薪ストーブの火力は抜群に強く、こまめにひっくりかえさないとすぐに焦げてしまうほどです。

薪は昨年末に何回かに分けて、近隣農家が林を手入れした際にでた間伐材や枝をもらいうけ、育苗小屋の中に入れておいたものを使用しています。

このあたりの林の中には木が腐り土にかえるまで野積みのまま放置されています。あるいはわざわざ業者に金を払って巨大な機械でバリバリと粉砕しチップ状にして、それをまた業者がお金を払い市のゴミ処理センターで燃やしてしまうのです。なんという資源の無駄遣いをしているのでしょうか。

行政が補助金を出し、各家庭が薪ストーブを購入できるように促せば荒れ放題の雑木林の手入れにつながるし、電力の節約にもなるでしょう。

薪ストーブの設置には多少のリフォーム代がかかります。ストーブ本体価格を含め100万円以内には納まると聞いています。ソーラーパネルの設置コストが200〜300万円といわれているのでかなり割安です。薪ストーブの使い方は本来の暖房に加え、お湯を沸かす、料理を作るなど熱源として利用できます。次々とお湯が沸くので久々に湯たんぽを使ってみました。布団のなかは程よく暖められ、電気敷毛布を使わずに住みます。朝の洗顔は湯たんぽのぬるま湯を使います。

また赤々と燃える炎を見るだけでも気持ちがほっこりと暖められます。灰は庭やプランターに戻してやれば、カリ肥料として役立ちます。

薪ストーブは初秋からまだ寒さが残る春先までの半年くらいの稼動なので、ソーラーパネルとの単純なコスト比較はできません。だだし、半年間は暖房用の電気と調理用のガスを二重に節約できます。そして資源の有効活用と林の手入れという環境保全につながる大きなメリットがあります。

手の入っていない雑木林は昼間でも光がささず薄暗い状態で、特に夕暮れ時は防犯上も問題があります。特に「トコトコ農園」のすぐ近くには男女共学のA学園が雑木林に隣接しているので心配です。

また荒れた雑木林は心無い人たちのゴミ捨て場に化しています。それがまた犯罪事故を引き起こす要因となりかねなません。

冬場の作業が軽減するこの時期、「トコトコ農園」では雑木林の一部の管理を任されているので、落ち葉堆肥作りを兼ねて雑木林の清掃を行っています。


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薪ストーブでお汁粉を温める

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めいめい持ち寄ったお餅

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燃料の調達は雑木林から

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火力の強い薪ストーブ

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管理を任されている雑木林

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囲い柵の補修

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雑木林に不法投棄されたゴミの山



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「トコトコ農園」は安全でおいしい野菜作りを楽しむことを目標にしています。
ご興味、ご関心をお持ちの方は、何なりとお気軽にお問い合わせください。
メール:koji@ganbare-nougyoujin.org
ブログ:畑にそよぐ風(http://nougyoujin.blog.so-net.ne.jp/