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トコトコ農園通信

2012年2月20日 更新

作付け会議の結果


「トコトコ農園」の新年度は3月から始まります。

2月は堆肥を播いて土作りを行い、昨年の反省点を洗い出しながら新年度の作付けを決める、作付け会議を開いています。

会議の前にメールで次のような3点に関して会員全員にアンケートをとります。

1、 新たに希望する作物

2、 希望しない作物

3、 栽培する量についての希望

各項目別に意見をまとめ、一覧表を作り会議の基資料としています。

1の新たに希望する作物は「ごぼう」と「しょうが」の2つに集中しました。

ごぼうは種類にもよりますが、スーパーでよく売られている長さ1メートル前後の牛蒡は土作り、収獲の掘り出し作業がかなり重労働になりそうなので、今年は試験的に40〜50センチ程度の短めの種類を1畝分作るように決まりました。種はタキイの「サラダむすめ牛蒡」という種類です。牛蒡は砂地系の土質を好み「トコトコ農園」の土質にはあまりあわないため、落ち葉堆肥を多めに混ぜてふかふか土壌に作り変える必要がありそうです。

しょうがは栽培難易度が高く、初年度は苗を購入するところから始まりますが、苗の価格はかなり高いのがネックです。以前しょうがの栽培農家を訪問して直接話を聞くとしょうがは病気に弱く、管理も大変なので今年度はあきらめることにしました。

代わりにミョウガを作ることにしました。ただし、ミョウガは半日陰で湿った土壌を好むため360度日陰のできない「トコトコ農園」の畑では少々無理がありそうです。そこで畑に隣接する林の中で栽培することにしました。

2の希望しない作物に関しては特にこれっといったものもなく、むしろ3の栽培量に関する意見が多数を占めました。

もっとも多かった意見はカボチャの減量と種類の変更です。

昨年は42メートル長の畝でカボチャを作りましたが、その収獲量ははんぱなく、もてあまし気味だったこと。そして栗カボチャ系とタキイの「鉄かぶと」の2種類を作りましたが、「鉄かぶと」は甘さが足りなく、評価はイマイチでした。

そこで今年は作付け量を半減して、小さめの栗カボチャ系1種類にすることにしました。

一方、増量を希望するものとして多くの会員がサツマイモをあげました。

過去3年間、サツマイモの種類は「ベニアズマ」1種類でしたが、元肥料の利きすぎもあってかなり大きめの芋を収獲してきました。

会員にとって冬の楽しみはサツマイモを焼き芋にして休憩時間に食べることです。大きすぎる「ベニアズマ」は焼き芋にしにくく、焼き芋に適した種類に変えること、同時に会員配分用とは別に焼きいも専用の芋を作ることになりました。そのため昨年の2倍の量を栽培することになりました。

3項目以外でいくつか問題点が出されました。ひとつは作業量の問題です。

昨年から耕作面積が増えたことにより作業量も増えてきました。そのため、特に夏場は熱中症などの事故を配慮して作業量をコントロールした結果、種まきの遅れを含め、各種作業の先延ばしなど支障をきたしがちになりました。そこで作業時間を実質的に増やすために今年は集合時間を30分早め、8時半集合に変更することにしました。また作業の効率化対策として、朝のミーティングで作業手順を全員が事前にしっかり確認し、てきぱきと各自が積極的に作業を進めることが求められます。集合時間の繰上げは特に主婦にとって何かと忙しい朝ではありますが、事情が許すかぎりしっかり守ることをお願いしました。

また作業効率を高める改善策として、これまで保温、保湿のためにほとんどマルチを使っていましたが、作業時間短縮のために畝に播いた堆肥を鋤きこまずにそのままにしてマルチ代わりにする新しい試みをする予定です。

作付け会議はこれまで毎年1回2月初旬に行ってきましたが、今年から秋冬野菜の準備を始める8月初旬に年度前半の反省と年度後半の栽培計画を立てるための作付け会議を行うことも検討しています。




>> トコトコ農園 <<
「トコトコ農園」は安全でおいしい野菜作りを楽しむことを目標にしています。
ご興味、ご関心をお持ちの方は、何なりとお気軽にお問い合わせください。
メール:koji@ganbare-nougyoujin.org
ブログ:畑にそよぐ風(http://nougyoujin.blog.so-net.ne.jp/