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トコトコ農園通信

2013年6月5日 更新

育苗小屋から畑へ


早いもので今年も衣替えの季節になった。年の半分、折り返しの今年の6月は入梅がやけに早い。5月末には関東地方にも「入梅宣言」が発せられた。

我が家の庭のアジサイが5月の連休直後、蕾がぎっしりと詰まっている様子が認められた。

中旬にはどんどん蕾が大きくなり、ぽつぽつ開花直前の蕾もはっきり見て取れた。

これは入梅が間近かと懸念していたら、その通りになった。


ただし、梅雨といっても私が小学生低学年の頃のイメージと昨今の梅雨のイメージとは大分様相が異なる。かつての梅雨の情景は一日中、しとしとと小雨が降り続き、やさしい雨がアジサイの花や葉を伝って地面にゆったりとした間隔で落ちていく、というものだ。

しかし昨今の梅雨の情景といえば熱帯のスコールにより近い。たたきつけるような強い雨がアジサイの葉を突き抜けてしまうのではないかと懸念するほど雨脚が強い。


梅雨入りが早いということは夏もまた早く訪れるということ。そして昨年のことを思いおこすと、9月中旬過ぎまで猛暑が続き、短い秋があっという間に終わってしまいそうだ。

四季の移ろいを楽しむ余裕もなく、夏を迎え、そして冬支度に追われそうな気がする。


しかし「入梅宣言」が早々にだされたものの、苗の移植をして間もないナス、トマト、キュウリ、ピーマンに恵みの雨がちっとも落ちてこない。天気予報もたびたびはずれ、今日(6月2日)も前日の雨予想から一転して終日曇り予想に変わってしまっている。

さらにこの後の1週間は雨マークが全く付いていない。「入梅宣言」を撤回しなければ収まりが付きそうもない。


現在の畑の状況はスナップエンドウ、キヌサヤの収獲もほぼ終わり、同様にイチゴの収獲も終わりに近づいた。そしてこれからは夏野菜の本格的な生育がすすみ、それに伴いトマト、ナス、ピーマンの整枝作業などがメインの作業になる。


今年はキュウリ用のパイプを組み立てアーチを作り、片側20本づつ苗を移植した。アーチを両側からすっぽり覆うように葉が茂る様子が目に浮かぶ。

ナスは2本仕立てにする予定で、桑の枝を支柱代わりに使っている。会員の要望で今年初めて栽培することになったズッキーニが太くて大きなツルを四方に伸ばし始めている。

オクラは2種類育てている。1種類は赤い実をつけるもので、緑と赤の取り合わせがきれいという理由で会員からの要望に応えたものだ。


トウモロコシはアワノメイガの幼虫が発生する前に収獲できるよう、例年種を前倒して播いている。そのトウモロコシがぐんぐん生長して、大人の身長に達するのも間近である。初収獲したトウモロコシはその場で生で食べることを会員にすすめている。甘みが強くそして何より柔らかい。これは自分でつくる特権の一つである。

今年のトマトは2種類作っている。大玉を6畝、試験的に無料サンプルでいただいたサントリーフラワーズのミニトマトを追加で1畝作っている。


このほかに枝豆、ツルナシインゲン、ニンジン、モロヘイヤ、ラッキョウ、ジャガイモなどが、6月から7月にかけて順次収獲できるようになる。

収獲が重なると、配分量も半端ないくらいで収獲がご一杯になる。

自転車でやってくる会員は収穫物をリックに詰めて担いで持ち帰る。リックから大きくはみ出したダイコンの葉が目立ち野菜泥棒と間違えられて、警官に職務質問される恐れがあると半分冗談交じりで話しているくらいだ。


一昨年まで畑の集合時間を夏時間9時、冬時間9時半にしていたが、畑面積の増加に伴い作業も増えて追いつかなくなることがしばしばだった。

そこで昨年夏から冬時間も夏時間に合わせ9時集合に変更した。ところがここへきて今年の夏時間を30分はやめて8時半にする案が浮上した。

しかし、8時半という時間帯は通勤・通学の時間帯と重なり、道路も混むのでいままでどおり9時集合を望む声が多数を占めた。それとNHKの朝の連ドラ「あまちゃん」が見られなくなるから9時集合にこだわる人もいた。わたしもその一人であるが・・・。


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キュウリ用のアーチ

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2本仕立てにしたナス

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同上

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7畝植えたトマト

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同上

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収獲時期が見えてきたトウモロコシ

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会員の要望で初めて作ったズッキーニ

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同じく赤いオクラ



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メール:koji@ganbare-nougyoujin.org
ブログ:畑にそよぐ風(http://nougyoujin.blog.so-net.ne.jp/