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トコトコ農園通信

2014年3月5日 更新

開園6年目を迎えた新しい試み


2014年3月は「トコトコ農園」の開園6年目の節目にあたる。

開園当初は1反の畑から始まったが、この5年間で畑は広がり4反半(1350坪)に増えた。

開園当初からの畑は第1農園と名づけ、主に葉物類を中心に栽培してきた。第2農園は第1農園から徒歩で10分弱の離れた場所にあり、たかだか10分の距離といっても第1農園に比べるとやはり目が届きにくくなる。そこで第2農園は栽培期間が長く、手間がかからず、かつ栽培面積を広く取るような作物を中心に栽培してきた。

具体的にはサツマイモ、スイカ、カボチャ、ジャガイモ、サトイモ、小麦などを第2農園で作っている。

しかし、第2農園は第1農園に比べると栽培品種が限られるので、畑の年間利用率は第1農園に比べると低い。「トコトコ農園」が年間栽培する品種は40種類を超えるが、その大半が第1農園で作られている。

そのため会員の中から第2農園の有効活用を希望する声が大きくなってきた。毎年2月に行っている「作付け会議」でもこれまで栽培してこなかった品種の栽培を第2農園を利用して作りたいといういう意見がだされた。


そこで今年度から新しい試みとして第2農園の一部を条件付で会員に開放することにした。

その条件とは、3人以上の会員有志が集まり「トコトコ農園」として栽培している40種類とは重ならない違った作物を作ること。種もしくは苗代は自己負担してもらい、「トコトコ農園」の肥料、資材、道具は自由に使うことが出来る。毎週火曜と土曜の「トコトコ農園」の作業日、作業時間外ならいつでも自由に使うことが出来る。栽培法は「有機・無農薬」栽培を大前提とすることなどである。


いつでも自由に畑に来て、自分の好みの野菜・根菜を作ることができる。収獲したものは原則、グループのメンバーで配分する。すでに3つのグループから申請が出てきて、「パプリカ」、「自然薯」、「京野菜」を作るという。

これはいわば「市民農園」に限りなく近いシステムである。


会員にとっては従来の「協同耕作・均等配分」方式の「体験農園」に加え、個人の裁量が認められる「市民農園」も同時に楽しめるというメリットがある。

「トコトコ農園」としても、会員の栽培技術のレベルアップが望めるし、栽培品種も新たに増える。そしてなにより会員の野菜作りに対する関心がいっそう増して、意欲的に野菜つくりに取り組むことことが期待できる。


この新たな取り組みは内部的には「実験農場」と名づけた。

これまでやってこなかった新しい作物作りを意欲的にやろうという高揚感と、実験には失敗がつきものだから、もしかしてうまくいかないかもしれないという、相反する気持ちを表したいいネーミングである。

この「実験農場」構想は全く新しい考え方で、おそらく「トコトコ農園」が初めて試みるものではないかと思う。「体験農業」と「市民農園」のそれぞれのよさがうまくミックスすれば魅力ある「トコトコ農園」の第1歩になるかもしれない。


この「実験農場」とは別に「トコトコ農園」として初めてシイタケ栽培を始めることになった。このきっかけは、5年間、管理してきた雑木林が造成され、コナラの木が大量に切り倒された。そのコナラの原木が相当数手に入ったため、シイタケ栽培を思い立ったというわけだ。

また新たな取り組みとしてブルーベリーの栽培とそばも作る予定だ。

「トコトコ農園」の第2ステージの始まりである。


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「トコトコ農園」は安全でおいしい野菜作りを楽しむことを目標にしています。
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メール:support@ganbare-nougyoujin.org
ブログ:畑にそよぐ風(http://nougyoujin.blog.so-net.ne.jp/