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トコトコ農園通信

2014年5月5日 更新

トコトコ農園のハーブ園が大きくなりました


トコトコ農園でハーブの栽培を始めて今年で3年目になります。

「もちろん農園で収穫するたくさんの美味しい野菜たちには満足しているけれど、畑作業の休憩時間にお茶にして楽しんだり、お料理をさらに美味しくしてくれるハーブもぜひ栽培したい」

そんな声が作付会議に何度かあがっていました。

そこで、3年前に有志を募り、農園入口横の1畝(1m×10m)を使ってハーブ園を始めることになりました。


1年目に栽培したのはバジル、ペパーミント、シソの3種類です。

バジルとシソは種を撒き、ペパーミントは会員が家から持参した苗を植えました。

全く手探りで始めたハーブ園でしたが、土壌が合っていたのか3種類とも見事に生育しました。

家庭で作ったバジルペーストをみんなにご馳走してくれた会員もいて、初年度から収穫をみんなで楽しむことができました。


収穫が終わり冬を迎える頃、農園入口の整備拡張を行うことになりました。

その作業にともない農地の区割りに変更が加えられ、ハーブ園の場所の半分が野菜くず捨て場に取られてしまいました。

こうして2年目はハーブ園の面積が大きく減ったため、自生するようになったペパーミントの合間にバジルの種を撒くことにしました。

ところが、夏になると前年のシソまでが自生し、せっかくのバジルが隠れてしまうほどの有り様でした。


3年目となる今年は、畝を横に広げ、育苗小屋の前の自転車置場をハーブ園に転用することになりました。

その結果、ハーブ園の面積は昨年の4倍近くなり、種類も自生している2種類のほかに6種類を加えることにしました。

これら8種類のハーブはいずれもスタンダードなものばかりで、上手に育てることができるはずです。

健康志向の高い会員や料理上手な会員には、きっと喜んでもらえるものと期待しています。


そもそもハーブは、わたしたち人間の暮らしに役立つ、野生のままのみずみずしい力にあふれた自生植物のことです。

今回栽培するなかにも、シソや東南アジアのコリアンダーが含まれています。


また、ハーブは痩せた土地で自生していたほど丈夫な植物なので、よほど質の悪い土壌でない限り順調に育ちます。

むしろ、水や栄養の与え過ぎに気をつけなければならず、育て方にはそれほど神経質になる必要はありません。

週に1〜2回しか世話ができないトコトコ農園ですが、ハーブ栽培においてはちょうどいい按排なのかもしれません。

大きくなったハーブ園の今年の収穫が楽しみです。


<トコトコハーブ園のハーブ(8種類)紹介>


「ペパーミント」

 食べ過ぎ・飲みすぎなどで胃の調子が悪い時に消化を助けてくれます。また、腹痛や胸焼け、胃けいれんを緩和してくれます。鎮静効果があり、精神的な緊張を和らげ、イライラをしずめ、心身をリラックスさせてくれます。無気力や抑うつを改善する精神安定化作用もあり、神経症などに利用されてきました。


「シソ」

 料理の薬味として広く利用されている日本のハーブの代表格です。食欲増進、殺菌の効果があります。葉はひじょうに栄養価が高く、とくにカロテン(ビタミンA)の多さは全野菜の中でもトップクラスです。カルシウム、鉄分といった無機質も豊富で、ビタミンB1、B2、Cも豊富に含まれています。漢方では、発汗作用、解毒作用、鎮咳作用があるとされています。


「バジル」

 ペーストにしたり、バターに練りこんだり、オリーブオイルに漬け込んだりと、主にイタリア料理や地中海料理に利用されます。優秀な消毒剤であり、去痰剤であり、(抗神経性)鎮痙剤であるため、喘息、気管支炎、気腫に対して効果を発揮します。殺菌、抗うつ、強壮、解熱などの作用もあります。


「コリアンダー」

 いわゆる「パクチー」です。甘い料理にも辛い料理にもよく合い、中国、タイ、ベトナム料理などのエスニック料理には欠かせないハーブです。体内に溜まった有害金属(水銀、砒素、鉛、カドミウムなど)を体の外に排出してくれるデトックス・パワーは、野菜・香草類の中で一番といわれています。


「セージ」

 古くから不老長寿の万能薬として知られ、ヨーロッパでは常備薬として各家庭で育てています。強壮作用、消化促進、健胃整腸、解熱、血圧降下などの作用があります。肉料理に使うと、少量で肉や内臓の臭みと脂っぽさを消してくれます。お茶にすると風邪や気管支炎の予防にもなります。


「ローズマリー」

 肉や魚の臭みを抑えつつ日持ちさせる働きがある香辛料です。古くから「若返りの妙薬」として伝えられ、強力な抗酸化成分があることで実証されました。お茶にすると血行が良くなり、疲労の回復や活力が高まります。 また、脳の働きを活性化して記憶力や集中力を高めます。


「タイム」

 防腐剤、保存剤としての強力な効き目は古代エジプト時代から使われていました。飲用すると風邪や腰痛を和らげたり、ハーバル・バスにするとリウマチや神経痛、あるいはそれらが原因のむくみの症状などを軽くすることが知られています。料理に使うと、肉や魚介類の臭みを消し保存力を増します。


「レモンバーム」

 ヨーロッパでは昔から「長寿のハーブ」と呼ばれてきました。高血圧、神経性の消化不良、頭痛、ストレスなどの改善に作用し、脳の活性化や若返りにも効果があると言われています。抑うつ症を好転させたり、呼吸と脈拍を緩慢にして血圧を下げ、平滑筋の痙攣を静める力もあります。


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メール:support@ganbare-nougyoujin.org
ブログ:畑にそよぐ風(http://nougyoujin.blog.so-net.ne.jp/