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トコトコ農園通信

2014年7月5日 更新

主役は畑の野菜と苺…初夏の収穫祭


6月22日(日)、梅雨の雨が昨夜から降り続いています。今日はトコトコ農園の「初夏の収穫祭」。うっとうしい雨ではありますが、畑の野菜にとっては生長に欠かせない恵みの雨。収穫祭に相応しいと受け入れましょう。今、畑では初夏の野菜がすくすく育ち、作業日には籠からはみ出すほどの収穫量となりました。冬の寒い時期からみんなで協力し、手をかけてきた頑張りが実を結ぶ嬉しい季節です。大地・お日様・雨といった自然の力に感謝し、日頃の労をねぎらい合うのが今日の目標です。今日の献立の主役は、勿論、畑で採れた野菜たちです。


メニューは

@苺ジャムコトコト気長に煮詰めながら甘い香りと味を楽しみます。
会員Tさんの娘さんのパン屋さんで焼いてもらう美味しい食パンにつけていただきます。
Aミネストローネ前代表の得意料理です。
畑の野菜(じゃがいも、玉ねぎ、人参、キャベツ)をたっぷり入れて煮込みます。
B蒸かしじゃがいもバター、塩をつけてホカホカをいただきます。
C手作りソーセージミンチした肉を羊腸に詰めた本格的ソーセージにチャレンジ!
畑のみずみずしい野菜(レタス、キュウリ、ブロッコリー)をたっぷりと添えます。

恒例の苺ジャム作りは調理開始とともに順調にスタート、早々と甘い香りが漂い始めました。そういえばKさんからの欠席連絡メールに「ジャムを煮ている甘い香りが大好きなのでとても残念です。」という言葉が添えられていましたっけ。この甘い香りを楽しめるのはジャムを作る人の特権です。苺は収穫するたび会員に持ち帰ってもらい、洗って冷凍しておいてもらったものです。長い間冷凍庫のスペースを提供して下さった方々、ありがとうございました。


ミネストローネも前代表の味が受け継がれ、直径50pもあろう大鍋の中で野菜たちが入交りコトコトゆらゆら仲良く可愛いダンスを踊っています。

ソーセージ作りの調理台では味付けされたミンチがニョロニョロと1メートル以上の長い生ソーセージとなって絞り口から出て来ています。

まずは順調、順調、フーッ。


実は担当として一番心配だったのがソーセージでした。「苺とじゃがいもを使って」ということで恒例のジャム作りは決まっているものの、メインディシュが決まりません。担当で話し合っているうち、「じゃがいも…ジャガバター…ポテトサラダ…ジャーマンポテト…ドイツと言えばソーセージ。」なんて軽いノリで私Sが言ったところ、「いいね!やろう!やろう!」ということになりました。

正直言って私は作ってみたいと思ってはいたものの、まだ一度も作ったことはありません。頼りの料理上手のHさんも「20年くらい前に一度作ったことはあるけど。」でした。ネットで作り方を調べてみると、素人考えの浅さと大胆さで、なんとか作れそうな気になり、また必要な絞り袋や金口も近くのお店で手に入ることが分かり、その勢いで皆さんに「羊腸を使っての本格的ソーセージ」とメニューをお知らせしてしまいました。ところが収穫祭の日が近づくにつれ、私は本当にできるのか不安になって来ました。


そんな矢先、Tさんから「ソーセージ作ったことがないので、(参加できないのが)とても残念です。レシピ教えてください。」というメールも入りました。皆さんの期待にますますプレッシャーがかかります。弱気になった私は「大丈夫かな、今だったらメニュー変えられるけど…。」 Hさんに相談すると、「大丈夫、できますよ。ソーセージ作りましょうよ。」との力強く頼もしい言葉が返ってきました。

Hさんに背中を押され、予定通り作ることに決め、とりあえず、それぞれ家で試作してみることになりました。前々日の昼過ぎ、試作を終えHさんに報告しようと携帯を開けると、すでに試作済みのHさんからメールが入っていました。「ちょっとボソボソしましたが味は良かったです。ソーセージ作りは楽しかったです。皆さん喜んでくれると思います。」試作後の私の感想も同じでした。うまく(上手く&美味く)できますように…、祈る気持ちで迎えた今日でした。


ジャムもそろそろいい具合に煮詰まって来ました。焦がさないよう一生懸命鍋底をヘラでかき回します。でも時々フツッと跳ねて腕に付き「熱!」。会員のお子さんたちも一生懸命お手伝い。時々小皿にとってお味見を楽しんでいます。

ミネストローネは早々と出来上がりました。野菜たちがトマト味でまとまり良い風味となりました。この大鍋の淵近くまでの量、食べ切れるの?

長い生ソーセージをクルクルひねりウインナーソーセージの形が作られ、いよいよ鍋に投入です。70〜75度のお湯で20分程茹で上げます。お湯の温度が高いと脂分が抜け出して旨味が逃げ出てしまいます。温度計を鍋に入れ、さし水をしながら真剣に目盛とにらめっこ。いい具合に茹で上がりました。


さあ、待望の「いただきます!」。笑顔が弾けます。ソーセージに添えられた新鮮野菜は、今朝の雨の中、Mさんが畑に出向いて収穫してきてくれたものです。ソーセージの中に入れた大葉もNさんが採って来てくれました。今回使った野菜は全てトコトコ農園産、まさしく収穫祭です。Tさんの娘さんが朝早く焼いてくれたふわふわのジャム付きパンの美味しいこと。雨の中、食器洗いの洗剤を買いに行ってくれた0さんにも感謝です。いつの間にか、あの大鍋いっぱいのミネストローネもご完食!皆さん、食べることに夢中で大地・お日様・雨にちゃんと感謝しましたか?かく言う私、事前の心配もすっかり忘れ「美味しい!」を繰り返していました。


後片付けも皆さんの協力でテキパキ終わりました。厳しいと評判の公民館のチェックも難なくパス。会員全員に200gの苺ジャムのお土産つきです。欠席だった方々、作っている時の甘い香りはお届けできませんが甘い味を楽しんでください。Tさん、ソーセージ好評でしたよ。早速レシピをメールしますね。苺ジャムを乗せた手作りアイスクリームを提案してくれたIさん、今回は時間の関係で実現できませんでしたが、是非ともやってみたいですね。


次回は畑で収穫した麦を使っての恒例の秋の収穫祭「うどん打ち」です。暑い中の麦刈りや脱穀作業はキツかったけれど、美味しいうどんとなって労をねぎらってくれるはずです。お楽しみに! (Y.S.)


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時々試食しながらジャム作り

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真剣に腸詰め開始

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腸詰めしたソーセージをボイル

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トコトコの野菜と共に盛り付けます

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ミネストローネも加わって出来上がり



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「トコトコ農園」は安全でおいしい野菜作りを楽しむことを目標にしています。
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メール:support@ganbare-nougyoujin.org