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トコトコ農園通信

2015年1月20日

野菜との一期一会を楽しむ

星谷 洋子

私は東京北区から1時間半かけてトコトコ農園まで通っている。

先日、「専用の区画で野菜作りを楽しめるサポート付き農園 会員募集」というチラシが新聞に折り込まれてきた。道具・種・苗・肥料全て準備されていて、菜園アドバイザーの指導付き、年4回イベントも開催される。しかも自宅から車で10分という近さ!私の心は少し揺らいだ。


私は農作業が好きだ。重い鍬を振るうのも、細かい種を蒔くのも、果てしない収穫も、真夏の草むしりも、害虫を潰すのだって全部好き! 黙々とする作業が性に合っている。何より、何十種類もの野菜を育てるのに週1回の参加でいいという、楽でゆるーいトコトコが大好きだ。(影で尽力して頂いている方々に感謝です。)


農業の一番の喜びはやはり収穫だ。

もぎたてのとうもろこしを生でかじると水しぶきが飛び、じわーっとした甘みが口いっぱいに広がる。帰宅してすぐトマトをミキサーでジュースにしてグイグイ飲む。これでもかこれでもかと採れるモロヘイヤをこれでもかこれでもかと食す。「王様の食べる野菜」だけあって夏バテ知らずだ。昨年初めて栽培した生姜とごまの香り高いこと! 今まであまり好まなかったバジルもそのフレッシュなおいしさにとりこになった。菜の花とは野菜の品種だと思っていたが、黄色い花を咲かすアブラナ科の野菜はみんな菜の花になると知った。小松菜やかき菜の菜の花は筋っぽくなく苦味が少なく甘かった。実験農場の粋京グループからいただいた賀茂なすは、舌の上でトロリと滑るような食感。このおいしさは他のなすでは味わえない。

数え上げるときりがないが、何よりも、農園で食べるスイカと焼き芋。ロケーションと外気と程よい疲れとみんなの笑顔が相まって一番のご馳走であり、喜びでもある。


野菜との出会いはまさに一期一会である。

育てたみんなの思いがたくさん詰まった、旬に採れる野菜を無駄にしてはもったいない。余すことなく料理するよう努めている。大量の収穫物は、茹でたり煮たりして、フードプロセッサーでペースト状にして冷凍保存している。これを牛乳や豆乳やだし汁でのばしてスープやポタージュにする。半年先まで楽しめる。人にあげるとすごく喜ばれる。今年度のヒット作は里芋と長ねぎと春菊のポタージュ。春菊の独特の香りがふんわりと広がり、もうたまりませんっ!


さて、前出の「車で10分のサポート付き農園」だが、やはりちょっと気になるので見学に行った。全てにおいてコンパクトだった。トコトコの魅力を体感している私には物足りない。もう浮気心は起こさず、少々遠くても、車の運転が可能な限り、トコトコに通おうと心に誓った次第である。


みなさん、これからもどうぞよろしく! [^ェ^]


クリックすると拡大されます。

記事関連の写真

里芋と長ねぎと春菊のポタージュ

記事関連の写真

冷凍した野菜ペースト



>> トコトコ農園 <<
「トコトコ農園」は安全でおいしい野菜作りを楽しむことを目標にしています。
ご興味、ご関心をお持ちの方は、何なりとお気軽にお問い合わせください。
メール:support@ganbare-nougyoujin.org