トコトコ農園は、有機無農薬の野菜作りに取り組んで7年目に入りました。有機無農薬農法は農薬や化学肥料を使わない農法です。
昨年は一部の作物を除き、なんとか質・量ともに確保できましたが、キャベツ・ブロッコリーは青虫、キュウリはウリハ虫、トウモロコシはアワノメイガの幼虫、ダイコンはハマダラノメイガの幼虫、枝豆はカメムシの被害が発生、また、カボチャは雑草の中に埋もれてしまい、害虫や雑草との戦いでした。
有機無農薬農法の宿命と言わざるを得ませんが、そうは言っても何とかしたくなるのがトコトコ魂でしょう。
今年は害虫対策に力を入れたいと思います。
害虫は見つけ次第補殺が鉄則ですが、防虫ネット・トンネルを掛ける、輪作を心掛ける、などを徹底していきたいと考えています。例えば、中古の穴のあいた防虫ネットは使わないことを徹底するだけで、害虫被害はより少なくなります。
害虫対策の新しい試みとしてコンパニオンプランツの活用があります。昨年も若干試みて効果が見られたのが、キュウリのウリハ虫対策。ネギを間に植えることによってウリハ虫が7〜8割減ります。また、実験農場のぱぴぷぺパプリカチームがキンレイカをパプリカの苗間で栽培し、カメムシの発生が少ないという結果がでています。他の野菜も効果の出るものを調べ実験したいと思っています。
今年は雑草対策にも手を抜かず、しっかりやりたいと思っています。
雑草対策は二度耕す、種蒔や植付け2週間前と直前の2回よく耕す、中耕・マルチ掛け、防草シートの活用、畝幅を取り除草に耕運機を活用する、などの工夫を考えています。
植物も動物もその生態系のもとに、小動物や微生物は、植物が根を伸ばし養分を吸収しやすいふかふかの土を作りだしてくれます。さまざまな小動物や昆虫が適度に棲むことによって、それらが天敵となって、病害虫を防いでくれます。この自然生態系を崩さずに自然の力を上手に生かして作物を作ります。
有機農業はまず土作り、自然にある落ち葉や枝葉、鶏糞・牛糞・豚糞の堆肥などを畑に鋤き込み、小動物や昆虫、微生物が充満した土を作ります。
会員の皆さんは、共同耕作・均等配分の理念の基に、安心で安全な野菜作りを目指し、作業を行っています。休憩時間に、冬の時期は秋に収穫したサツマイモの焼き芋、夏は採れたてのスイカをおいしくいただき、話に花が咲きます。火曜グループは定年を迎えた年配者が多く、土曜グループは現役の比較的若い夫婦や家族づれで小さなお子様も参加されています
今年もその時期になり、会員の皆さんには今年の作付計画を会議で説明いたしました。栽培する種類を少し減らそうかとも思いましたが、ご意見を取り入れると、種類は益々増えてしまうのが今の状況です。
それでも会員の皆さんに喜んでもらえるように、これからの1年、作業リーダとしての責務を全うできるように頑張りたいと思っています。
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