• 「概要」へ
  • 「イベント」へ
  • 「申込フォーム」へ
  • 「連載」へ
  • 「情報コーナー」へ
  • 「メルマガ登録」へ
  • 「アーカイブス」へ
  • 「リンク」へ

トコトコ農園通信

2015年3月5日

あこがれのふるさと

栗原 恵子

明後日は朝4時に起きて始発の新幹線で岩手に向かいます。

親の家の売却手続きのためです。

3年前、そこに住んでいた両親を所沢に呼び寄せ、昨年父(90歳)を看取りました。その後処理の一環です。


両親は岩手に45年住み、うち35年をこの家ですごしました。

一方の私は、岩手に住んだのは高校の3年間だけで、しかも官舎住まい。親の建てた家には地図を貰って帰りました。

その後、私は子供を育てる中で、幾度となくこの家に帰り、子や姪御達と庭で遊び楽しみました。それなりに愛着はあります。


ただ、出身地は?と問われると、迷いながら、「実家は岩手にあります」と答えてきました。その家も間もなく無くなります。

京都で生まれ、千葉、千葉、神奈川、千葉、岩手と、成人するまでに6カ所を移り住んだ私のふるさとはどこなのでしょう?

父も母も、それぞれの故郷、新潟と福井をなつかしく語ります。チョッと妬ましい。


結婚後、ここ所沢にたどり着いたのは25年前。

ここは夫の母の実家の圏内です。「なみちゃんの嫁」と言うと通じるところです。

転々族の私にも、ついに定住の地ができました。

その25年前、所沢探索のため自転車であちこち走り回っている中で、三富の開拓地を知りました。歴史上で名を知る柳沢吉保が目の前の景色に繋がっていると知って興奮しました。今、その一隅で土を耕す仲間に入れてもらえていること、とても幸せに思っています。

今回これを書くにあたって、これまでの皆様の書かれたものを読み返し、その志の高さに圧倒されています。

所沢に来る前、きれいなマンションに住みながら、もっともらしく有機、無農薬にこだわる友たちの話が大嫌いでした。自らも汗をかき、手を土に汚さなくては言う資格はない!! と。自分にはできっこないと思ってきました。


そんな私が、トコトコに参加して2年たちました。

絶対無理と思っていた夏も2回越せました。

まだまだ意識は低めですが少しずつ皆様のレベルに近づきたい、そして、ここを私のふるさとにしていきたいと思っているのであります


クリックすると拡大されます。

記事関連の写真

舗装道と家の境界のわずかな隙間に咲くスミレ



>> トコトコ農園 <<
「トコトコ農園」は安全でおいしい野菜作りを楽しむことを目標にしています。
ご興味、ご関心をお持ちの方は、何なりとお気軽にお問い合わせください。
メール:support@ganbare-nougyoujin.org