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トコトコ農園通信

2015年4月20日

トコトコ農園の3大効能

理事 中原 幹男

もともと、トコトコ農園を前代表がつくった目的は、サラリーマンの定年後の居場所づくりでした。その目的は、火曜日グループの構成を見るとみごとに達成されています。

これは新スタイルのデイケアセンターではないでしょうか。ここではお互いがケアマネージャーです。この効能は大変なもので、“・・・元気で外が良い“プラス収穫物を持って帰るわけですから家族に喜ばれないはずはありません。農作業は認知症予防にも良いといわれています。


二つ目の効能は、土曜日グループの構成です。

人数は火曜日グループの半分ですが、幼児から小学生、新社会人、若いファミリーや中堅どころがそろっています。火曜日が“黄昏のニッポン”というならばこちらは“これからのニッポン”という雰囲気です。このグループを見ていると“将来も大丈夫”という気になります。ここに若干名の“ジージ”が加わって3世代の“農”を中心としたコミュニティができています。


三つ目の効能は、環境の再生と維持です。

所沢市の畑はどんどん減っています。農業後継者不足で、鉄板でおおわれた資材置き場や、駐車場、トランクルームや建売住宅に変わってしまい、もとの広い農地は今後ますます消滅していきます。所沢市の農家一軒当たりの平均農地面積はおよそ1町(1ヘクタール)です。トコトコ農園は一農家に匹敵する5反以上もの畑を再生し、維持しています。


所沢市の行政も“農”のあるまちづくりを考えています。所沢市民大学のOB組織である「ところざわ倶楽部」のホームページに大舘副市長のインタビュー記事が載っていました。(以下枠内)



農業従事者の高齢化、遊休農地の増加が拡大するなかで、身近な緑としての活用、シニア世代の活用、若い世代で学校農園としての活用、そして施設入所者の蘇りの場としての活用などで“農”を活かしていく。“農”と“脳”の活用でしょうか。意欲のあるシニア世代の方と農家とのコラボレーションも今後一段と必要でしょう。特にこれらを推進していく上で三つの“ロー”がキーワードです。ローリスク(大規模でなく)、ローコスト(お金をかけず)、ローリターン(生きがい、社会貢献)で好いものを作る、を念頭に置いています。
今、市では、“農”へのきっかけづくりともなる1区画10 u前後の市民農園、農家の指導のもと50 u規模の「ふれあい農園」もあります。今後、区画数の拡大とともに、例えばもう少し広い農園、あるいはシルバー世代等グループで楽しめる農園などニーズの多様化に応えた形態も提案していく予定です。


トコトコ農園は、この行政の先を行く、正に“市民による市民のための”健康増進、食の安全、地産地消、環境保全を進めている“先進的・理想的”なソーシャルコミュニティスタイルなのです。


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メール:support@ganbare-nougyoujin.org