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トコトコ農園通信

2016年3月20日

トコトコ農園とわたし

田口 ふじ江

土いじりの好きな娘と一緒に活動できるところを探していました。偶然にも狭山ヶ丘コミュニティセンターの案内掲示板でトコトコのパンフレットを見つけました。


私は都内の小さな家育ちで、子供の頃に家庭菜園をやったことはありませんが、所沢に住むようになり子供を育てるうちに、のんびりと一緒に野菜が作ってみたくなりました。もう古いことなので、どうして借りられたのか忘れてしまいましたが、初めは、空き地になっていた近所の畑を無料で使わせていただき、一人で耕し、一人で種まきをしました。


しかし、耕作は私にとって大変な重労働でした。子供と一緒にと思っていたのですが、それもなかなか思うようには行きませんでした。


手始めにジャガイモを植えのんびりしていましたら、雑草がにょきにょきと生えてきます。『雑草の種が飛び近所迷惑です』と苦情が入ってきて、結構大変な思いをしました。運よく宅地にしたいという話があり、私の短い畑仕事もあえなく終わってしまいました。その後はプランターでささやかに葉物を楽しんでいたものです。


そのような僅かばかりの農作業を経験したことがあるだけでトコトコ農園に入りましたから、やっていけるのかとても不安でした。トコトコに入り知らない人たちと一緒に共同作業ができるのだろうか。


ところが、共同作業のメリットがありました。出来る時に作業し、お互いカバーしあいながらの活動でOK。出来ないことは出来る人が教えてくれます。また、『退職後元気作りのサロンの場である』との説明を受け、これなら私でもやっていけそうだと思いました。


実際、仲間に入れて頂きいろいろトコトコのことが分かるにつれ、ますます感激。収穫祭などの楽しい企画もありで、良い場所に出会えたと、楽しく今日まで通い続けています。


教科書で勉強した知識だけで、実体の伴わない知識ばかりの私は、本物の植物の姿を目の当たりにし、発見の喜びに燃えています。


トコトコのメンバーはどこからか時代物の脱穀機を頂いてきて、それをどうにか修理して動かし、小麦の脱穀をし、製粉し、うどんを作り、パンを作ります。はたまた、パンにはソーセージでしょうと、腸詰手作りソーセージに挑戦。この年にて、たくさんの初体験をさせて頂き、大いに世界が広がりました。感謝です。


トコトコは私の宝島です。広大な土地でのびのびと、大人が童心に帰りいろいろないたずらをするところです。手先の器用な人は廃材をどこからかもってきてテーブルやら椅子のある屋根付き休憩所、WC等を作ってくれました。若い人からは元気を分けてもらえます。子供たちからは好奇心、素直な心を与えられます。老若男女が集い各々の力を発揮しお互い刺激を受けあう魅力的な共同作業場です。


おっと肝心なことを言い忘れていました。作業の後には、美味しい無農薬野菜が食べきれないほどお土産に頂けます。このお土産は出歩き過ぎると批判する夫に好評で、唯一公認の外出場所となっています。


私の宝島は常に進化しています。通常作業では物足りない人たちは実験農場を立ち上げました。山芋クラブ・ミニ野菜クラブ・京野菜クラブ・油クラブ等の分科会を立ち上げ、興味の探求を続けています。因みにわたしも今年、油クラブ『絞れ〜!ゴマ』に入れて頂きました。シソ油・ゴマ油・椿油を作る予定です。楽しみです。


皆様も参加しませんか?


(自称)草取り部長 田口ふじ江


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田口さんとお嬢さんの近影。

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トコトコ農園の仲間と団欒。

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何といっても夏の休憩時間はスイカに限ります。

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秋の味覚 サツマイモを分配しています。

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自称:草取り部長。何事も勉強になります。



>> トコトコ農園 <<
「トコトコ農園」は安全でおいしい野菜作りを楽しむことを目標にしています。
ご興味、ご関心をお持ちの方は、何なりとお気軽にお問い合わせください。
メール:support@ganbare-nougyoujin.org