• 「概要」へ
  • 「イベント」へ
  • 「申込フォーム」へ
  • 「連載」へ
  • 「情報コーナー」へ
  • 「メルマガ登録」へ
  • 「アーカイブス」へ
  • 「リンク」へ

トコトコ農園通信

2016年4月20日

私の農作業活動について

林 弘泰

一 <<農作業を始めたきっかけ>>

<私は平成22年に退職後の住まいとしてこの所沢を選びました。私自身は所沢との縁は無いのですが、家内の実家が清瀬市にあり、今までの転勤生活の罪滅ぼしの気持ちでした。誰しもが考える晴耕雨読の生活を実践しようと考えましたが、どのように農作業をするのかわからなく、最初に所沢市が運営している「農業ボランティア」に参加しました。併行して、近くの家庭菜園の畑を借りて、NHKの藤田先生の「野菜の時間」を毎週ビデオに取り、参考にして取り組みました。3年後に「トコトコ農園」にたどり着きました。それぞれの良さも有りますので、次の項で内容を記載します。


二 <<所沢市農業ボランティア活動の内容>>

今年の所沢市の広報誌「ところざわ」4月号にも募集されていますが、受け入れ農家にボランティアとして農作業のお手伝いをするシステムです。3年間は月1~2回、圃場研修があり、そこでJA農法(JAが指定した肥料・農薬を使用)を農家に指導をいただき、学ぶ場所です。畑と、農機具、肥料、種子等を税金で用意いただき、更に、市職員も1名責任者として、行動をともにしていただく、ありがたい制度です。(圃場研修制度は行政の都合により昨年から無くなっています)その代わり、毎週農家にお手伝いに行くという条件が有りました。私は3年間、違う3農家にお手伝いに行きました。どこも共通しているのは「里芋」の生産です。それ以外は農家ごとに特色があり「カブ」「人参」を大量生産して市場に出す農家と、毎日スーパーにコーナーを設けて、届ける農家が有りました。私は3年間で市が運営している農業ボランティア制度を離れ、個人として、中富の農家に週1回ボランティア農作業を今も続けています。江戸時代から続いている三富農法を体験できるという幸せも有り、その状況をお伝えしたいと思います。


三 <<農業ボランティの活動の内容>>

三富(さんとめ/さんとみ)農業は図@のような短冊をした農家が連なっているのが原型です。三富(上富、中富、下富)の中富の農家に通っています。写真@のようにとても長い畑です。上富は三富の原型を維持し、中富は面影を残し、下富(トコトコ農園がある場所です)は面影も消えつつ有り、それぞれの歴史が感じられます。写真Aにあるように雑木林には今では倉庫が建てられ、堆肥を雑木林から作るという循環農法はなくなっています。「業」として農業をする難しさは、写真Bにあるように、十分食べられる「ほうれん草」はゴミとして処分されます。毎日スーパーへ商品として届ける野菜の裏には多くの処分されている野菜が有ります。この近辺の農家は60代のご夫婦で、この廣い畑の作業をされており、ボランティアのニーズはかなり多いと思います、興味のある人は是非応募していただきたいと思います。


四 <<トコトコ農園について>>

参加して、三年が経ちますがとてもダイナミックに変化していることに驚いています。最初の一年間はK代表が一人で取り仕切っておられる運営でした。二年目からは、T代表、Mさんの現場責任者、K2さんの広報強化等の集団運営になり、さらに実験農場の開始となりました。今年からは、現場責任者が、土曜日はK3さん、T2さん、火曜日はNさんと変わられています。トコトコ農園の運営は、所沢市が関与している「農業ボランティア」制度に比べれば、数段優れ、各自の創意工夫がよくなされていると思います。トコトコ農園の良さは、協力し合い、農作業を楽しみ、フレッシュな有機野菜がいただけることですが、私にとっては、農作業終了後のお茶タイムの時間がなんとも居心地の良さが感じられることです。地主との関係でいつまで続くか、また私の体力がいつまで続くか分かりませんが、永く続けたいと思っています。最近の農作業の私の写真を、Iさんに撮っていただきましたので、掲載しました。写真C


五 <<私の家庭菜園>>

<自宅から徒歩3分のところに写真Dのような「学習農園」の名目で30平方米(5m×6m)の狭い畑を、年13,000円で借りています。ここの良さは、好きな時に、好きなだけ作業をできるという気ままところです。手を抜けば雑草が茂り、水撒きを怠れば、野菜が枯れしまいます。それでも「野菜の時間」を毎週見ながら、園芸店で、苗を選び、気ままに楽しんでいます。ここでの傑作な写真があり、フェスブックに掲載しましたら、札幌の神山前代表からお褒めのコメントを頂きました。写真Eここでの作業は、私一人の孤独な作業であり、義務感で作業するものではなく、ボランティア農業、トコトコ農園に比較すれば、かなり手抜きの感じがします。3箇所の農作業で、最初に止めるのは、ここだろうと思います。農作業の喜びは人それぞれ違うと思いますが、私の場合は、「人とのふれあいが、自然の中で、でき、フレッシュな野菜を食することが出来る」という幸せを感じられるところです。


クリックすると拡大されます。

記事関連の写真

図@ 三富の畑地(間口72m,奥行き675mの短冊形)

記事関連の写真

写真@ 三富の畑の入り口からの写真(奥までは長過ぎて入りきらない)

記事関連の写真

写真A 一番奥の雑木林に建てられた物流倉庫

記事関連の写真

写真Bの1 ごみ処理される「ほうれん草」(残っているのもすべて廃棄処理)

記事関連の写真

写真Bの2 トラックに詰め込み、ごみ処理される「ほうれん草」

記事関連の写真

写真C 近影(トコトコ農園にて)

記事関連の写真

写真D 近くの家庭菜園(右に支柱が立っているのが私の畑です)

記事関連の写真

写真E 家庭菜園で上に伸ばしたスイカ



>> トコトコ農園 <<
「トコトコ農園」は安全でおいしい野菜作りを楽しむことを目標にしています。
ご興味、ご関心をお持ちの方は、何なりとお気軽にお問い合わせください。
メール:support@ganbare-nougyoujin.org