作業リーダーになって早くも1年です。
よくもこんなずぶのシロウトをリーダーにしようなんて考えたなあ!と呆れていました。
何とか断ろうといろいろ無理を言ったのですが、強いて断る理由もなく渋々引き受けた次第です。
遣るからには真面目に対応したい。だから自分なりに努力しています。
でも農業というのは面白いですね!「なるほどね!」の連続です。
私の合気道人生は女房より長いです。
「何故合気道?」と聞かれると答えに窮してしまいますが、きっと自分自身に組み込まれたDNAなのだと思います。
合気道は外国では「ムービング禅」(動く禅)と呼ばれています。
だから禅宗のお寺で育った心の何かが引き寄せるように合気道にはまっていったのでしょう。同様に農業に関心を持つようになったのもこのDNAなんじゃないかと思っています。
そのことを知り合いから頂いたある本を見て納得しました。
著者の赤峰勝人さんは大分県で百姓塾と言う農業塾を主宰していて、その塾に入会する人には合気道の稽古を同時に遣ってもらうことが条件なのだそうです。
大地も呼吸し、人間も呼吸しています。合気道でも又座禅を組む時でも呼吸法(腹式呼吸で深呼吸する方法)で精神統一します。
合気道も農業も、それに自分自身も循環する自然の一部として成り立っています。
農作物とは自然から命を頂くことですから、自然に逆らわず、壊さぬよう共存していく。
まさにトコトコ農園の目指している精神そのものではありませんか。
話は変わりますが、合気道を遣っていることで農作業に役立っていることが3つあるので紹介します。
一つは脱力することです。力を抜かないと自然な動きができないのですぐ疲れます。
二つ目は左右両刀使いができることです。合気道は組み手で必ず左右の半身で稽古します。それによって身体への負担が半減します。
三つ目は腰を上手く使うことです。物を持つ時でもしゃがむ時でも姿勢を真っ直ぐ立てて行うと腰への負担を軽減できます。
そんな訳で皆さん力を抜いて身体に負担のないようにして楽しく遣りましょう。
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