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トコトコ農園通信

2018年8月20日

『トコトコ農園』に巡り合い一年!会員 島 定士の奮闘記

島 定士


初めてトコトコ農園に訪れたのは、2017年7月8日(土)夏本番の大変暑い日でした。事前にホームセンターで作業服・長靴を購入し、やる気満々で体験・見学させて頂きました。大汗をかきながらトウモロコシを収穫し、生のまま食べさせて頂き、その美味しさに感激したことを覚えています。あの日から今日まで、トコトコ農園の諸先輩方のご指導を頂きながら農作業に勤しみ、既に1年が経ちました。


私は1962年11月生まれで今年56歳になります。大学を卒業し1986年に即席麺の製造販売会社に入社し、現在も同じ会社で働いています。

入社して最初に配属されたのは即席麺の製造工場でした。当時思ったのは、“毎日なんて大量の食べ物が廃棄されるのだろう。”ということでした。

即席麺の一般的な製法は、小麦粉+かん水+塩+水を加えて混合し、グルテンがでるまで練り上げ、圧延し、麺線切り、蒸してから型枠に入れて油で揚げます。その後冷却してスープや具材と一緒に包装して出来上がりですが、その製造過程で麺が欠けたりしたクズ麺が大量に発生します。日本で年間約56億食生産される即席麺の約1%がクズ麺として廃棄されることになります。

でも、このクズ麺、食べると結構美味しんです。何ともったいないことでしょう。即席麺は大きな自然災害などがあれば、必ずといっていいほど世界中で支援物資として活躍する食品です。製造・販売会社も社会貢献できる機会と捉え、いつでも提供できるよう一定量支援用として保管しています。

但し、このような価値ある食品の製造過程において、食べられる物が大量に廃棄されている現状があるわけです。廃棄と言っても、現在クズ麺の殆どは、豚さんの餌として再利用しているのですが、やはりもったいないことです。

また、廃棄はこれだけではありません。食品業界全般に、安全・安心の名のもと、異物が入った可能性がある、食感が変化する可能性がある、包装不良がある、賞味期限を一桁間違えて印字した等により、大量の製品が市場回収・廃棄処分されています。私自信も今まで多くの製品の廃棄指示を会社内にて出してきました。


3,4年前、仕事に対する見方、取り組み方を変えてみたいという想いが自分の中に芽生えました。(当時仕事が上手くいかなかったことや、読んだ本の影響が大きいですが・・・)

その時期に漠然と頭に浮かんだことは、“農作業をすること”+“消費生活アドバイザーの資格をとること”でした。根拠の無い直感ですが、不思議と取り組むことに迷いがありませんでした。

まず農作業についてインターネットで調べ、あちこち寄り道しながらもトコトコ農園のHPに巡り合いました。毎年会員募集をしていることを知り、ここに入れてもらえれば農作業を教えて貰えそうだとインプットしました。

一方、消費生活アドバイザー資格の方は年一回のチャンスです。勉強嫌いの自分が取り組むのは、資格取得が先で農作業が後だと決めました。努力の甲斐あって、2017年1月に一発で資格を取得することが出来ました。真面目に勉強したので嬉しい限りです。その後、消費生活アドバイザー会員の埼玉支部に参加し、活動らしきことも始めました。


さて、次の目標である農作業に取組まなくてはなりません。2017年2月に1年半ぶりにトコトコ農園のHPを検索して、さあ会員の申込みをしようと思ったところ、「本年は会員の募集はありません」の掲載。エ〜・・大変ショックでした。他を見つけなければと思いトコトコ農園は一旦諦めましたが、2017年6月にたまたま気ままにインターネット検索でトコトコ農園のHPを見たら、「若干名の募集あり」の臨時会員募集の掲載。 ご縁があったということですね。早速入会の手続きを進め、現在に至っている次第です。


毎週土曜日のトコトコ農園での農作業は充実しています。作業終了後は蒸かしたサツマイモをみんなで美味しくいただき、冬には素晴らしい農園の雪景色も見ることができました。いよいよ今年の秋からは小手指の新農場に移ることになりますが、今までの下富農園への感謝の気持ちと、新農園でこれから始まる新しい体験に期待しているところです。





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